これはある渦中にある人物から、前に聞いた愚痴をまとめたものである。

まあ・・・ガンバレとしか、言えなかった。

でも、今考えると結構、ヤバいことを言っていたんだなと思う。

(以下)

なぜ、あそこであのように特定の人物に権力が集中したのかを、まずは考えた方がいいかもしれない。確かに特定の人が権力をもち、権力を乱用するケースは、過去の政治家を見ればいくらでもいるけど、いずれも個人的な問題ではなく、それを取り巻く環境が原因だった場合が多く、その問題を解決することなしには、特定の主犯を罰するだけで終わってしまうと考えられるためである。

問題点を数日考えた結果、日大再生のために、今までの問題点をキーワードで表わすと、不透明性、上からの押し付け、隠し事だと思われる。

(1)不透明性
まず、透明性については、上層部の例であれば、我々の学費を不透明な使い方をしていたということがニュース見た。これ自体もかなり由々しき事態であり、学費の減額を求める原因になるのだが、とりあえず、まずは置いておくとする。実は、こういった不透明性は上層部だけではなく、下層まで、学生と教員間では多大な悪影響になっていると考えられる。その具体例として以下の事象が観測されている。

一つは、ある試験の合格率が50%を下回った際に奇妙な発言があったことである。学生の立場から聞いた際には、「六年次に何かしらのまとめプリントを学生同士が共有していて、それが学生間で回らなかったから合格率が50%を切った。」説明があったが、親が聞いた説明では、「六年次になにかしらの講義においてまとめプリントが配布されたが、その年だけ、そのプリントが配布されていなかったため、合格率が50%を切った。」というような説明をされたらしい。

そもそも、そのプリントに頼らなければならない学生もどうかと思うが、それ以前に、そのようなちぐはぐな説明が行われていたということで、そのプリントは、あまり素性のいいものではないのものなのではないか?と親は疑念を持ってしまい、上学年に上がった際に、社会的に致命的なトラブルに巻き込まれうるので別の進路にした方がいいのではないか?ということまでして気があった。確かに成績不振の件も後押ししたので、こちらの責任もあるのが、それよりも、こういった不透明性にいら立ちを感じているようだった。実際、学生側への説明と親への説明が統合試験の合格のボーダーの値などが食い違っている点が前々からあり、親が情報聞いたことと情報に齟齬があり、しばしば、疑惑の種になっていた。また、本当に現在払っている学費の額に対して教育効果が十分なのか、少なくとも私の親は疑問視をしている。

また、新しい校舎に移動する際に、研究室や部室が狭くなったとか言っていたが、事前に、キチンと説明があったのか?怪しいと思っている。そのために、研究室においては、貴重な標本や本、部室については、いろいろな資料や道具を大量に処分せざるを得ないことになったという愚痴が裏で聞こえてきた。

(2)上からの押し付け
上からの押し付けについても問題だと思った。あの理事長に他の理事が逆らえなかったように、恐らく、私らが教わっていた教員もさらに上役からいろいろと圧力があったのだろうが、そのため、教員の能力を超えた仕事、もしくは、急な変更による仕事などで、かなり精神的に影響があったのではないか?という疑いがあった。そのような効果があったためか、学生への当たりなどがあったように思える。

例えば、メスで作業中に、やたらと年齢を聞きまわっている(現役生かどうかということも聴きまわっていた)教員がいた。

また、同じ班の女子に「下半身のある部分には興味があるか?」というようなことを聞いているのを見かけたことがあった。確かに解剖学だったので、学問的・構造的にという意味だと、その女子にはフォローはしといたが、少々、疑問な点もあった。なお、その女子は、「そういう時は適当に話を合わせているから大丈夫」と言っていた。ただ、さすがに、社会的には、どうなのか?という疑問は残っていた。

この時はよかったが、今後、何かのトラブルになるんではないかということで心配をしていた。

教員を擁護したけど、正直、パワハラやセクハラを疑われても仕方がないんじゃないだろうか?

また、以前から教員や学生を見ていて思ったのだが、教員がロクに説明もなしに学生に物事を押し付けているという話を耳にしたし、実際、眼にしたことがある。

技工系の科目では、唐突に指示を出しておきながら、学生が困惑していると、「日本語がわからないのか!」というようなことを言っている教員も見かけたことがある。むろん、説明したにも関わらず、やらないのであれば、問題かもしれないけど、いきなり、何の前触れもなく、「番号」と言って、「???」と困惑したような状況で、「日本語ができないのか?」というのは、さすがに話が違うのではないのか?むしろ、その教員が「日本語ができないのでは?」「論理ができないのでは?」という疑問が湧くようなことを目撃したことがある。

ちょっと、ここで話を切るが、この会話はかみ合っていない。具体的に何がまずいか解析するために、グライスという人物が提唱した「協調の原理」を説明する。

「協調の原理」とは、会話中で発言する時には、それがどの段階で行なわれるものかであるかを踏まえ、また自分の携わっている言葉のやり取りにおいて受け入れられている目的あるいは方向性を踏まえた上で的を得た発言を行なうようにすべきであるというもので、この「協調の原理」を維持するには、四種類の格率を念頭に置く必要があり、その四種類は「量」「質」「関連」「様態」である。

(1) 量
(1.1) 言葉のやり取りの局面の目的のための要求に見合うだけの情報を与えるような発言を行ないなさい。
(1.2) 要求されている以上の情報を与えるような発言を行なってはならない。

(2) 質
(2.1) 真なる発言を行なうようにしなさい。
(2.1.1) 発言が偽だと思うことを言ってはならない。
(2.1.2) 十分な証拠のないことを言ってはならない。

(3) 関連
(3.1) 関連のあることを言いなさい。

(4) 様態
(4.1) わかりやすい言い方をしなさい
(4.1.1) 曖昧な言い方をしてはならない。
(4.1.2) 多義的な言い方をしてはならない。
(4.1.3) 簡潔な言い方をしなさい。(余計な言葉を使ってはならない)
(4.1.4) 整然とした言い方をしなさい など

前の会話を見ると、"何の前触れもなく、「番号」と言って、「???」と困惑したような状況で"の部分が回答ができなかった原因であると考えられる。これは、まず、量の格率の(1.1)に反しており、また、関連の格率の(3.1)に反しており、はたまた、様態の格率の(4.1.1)に反している。つまり、日本語が分からないのではなく、そもそも、協調の原理に話し手が反しているだけなので、その点を自覚しなければならないのだが、問題は、話し手の責任を聞き手に全責任を押し付けているため、話し手が顰蹙を買っただけということが言える。

以下続き

こういった上がテキトーなことを言えば、下が忖度するだろうとか、セクハラまがいなことなどをいうような教員を目撃したことがある。表向きは従順に従っているように見える学生でも恐らく、教員を”著しく”信用していないのではないか?ということがある。

そして、「教員に説明したり相談したりしても無駄」という雰囲気まである。そういうことが続けば、問題があった際に、学生は教員に隠すようになるし、教員が間違った指示をした際に、止めなくなり、結果的に大規模なトラブルにつながることになるのではないかと非常に心配をしていた。

いったん切ると、どうも、実習中に火柱というのは、大げさだけど、あるワックスを温める際に、着火して、炎上することがあったらしい。どうも、ワックスの量と、加温の時間を調節することで炎上が裂けられるという説明があったらしいが、ただ、そんなうまくいくか?という感想もある。だって、具体的なワックスの量とか指示がなかったらしいし・・・しかも隣にいた人が炎上して危なかったと言っていた。なお、消火設備のようなものは机の上にはなかったという・・・。いやあ、私ならごめんこうむりたいですわ・・・。

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(3)隠し事
ここまでのことが積もり重なった結果、隠し事が起きているのではないかと思われる。例えば、これは、先輩から聞いた話だが、数年前に聞いているが、あるキャンパスの建物の裏口が使えなくなったということがあった。その裏口は駐車場になっており、確かに、学生がそのエリアを使うのは危険だし、実際、近くに病院があったこともあり、職員が問題視したくらいなので、何か危険なことをやっていたのかもしれない。

そのため、裏口の使用が禁止された旨の張り紙がC303の教室前に貼って合ったらしい。ただ、実際は、そのキャンパスの講義が終わった後に実習があり、5分~10分かかる他のキャンパスの実習室まで急いでいかなければならなかったため、その禁止事項に関しては守られることがなかったという話だった。

また、裏口の近くの屋内の駐車場の入り口があるのだが、そこに自転車を置くなど、本来、禁止されていることが密かに行なわれているという噂まで耳にしたことがある。

ここでいったん切るが・・・そもそも、とりあえず、こういっとけば、何か重大事件に繋がっても責任逃れができるとでも思っているのだろうか?この手のケースは。それにしても、どうも、どういうリスクがあるのか?ということで統一がとれていないのではないか?という怖さはある。

後、単に、喚くだけでは、決して、人はついてこないし、それに、これは私が最近読んだ話に5Sに関する話がある。

5Sとは、整理・整頓・清掃・清潔・しつけのことを指し、その仕事における安全・品質・納期・効率を引き出すために行なうとされるものである。この5Sの中のしつけというのがあるのだけど、この意味は「決められたことを、決められたとおりに実行できること」で、これをやるためには、自発的に習慣づけする必要があるわけだ。

そのためには、「なぜ、そのようなことをしなければならないのか?」ということを知り、納得させる必要がある。例えば、こういったトラブルがあったので、避けなければならないという、具体的な過去にあった不祥事や事故を引き合いに出さなければならない。

その点を言わずにただ「やれ!」で人が動いてくれるなんて思うのは間違っている。

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また、自分が間違えた箇所を把握することは、国試の勉強という点でも重要だと思うが、授業や試験の内容について質問されることを好まない教員もいるようで、テスト結果に関しては質問には応じらないということを言っている教員も見かけたことがあった。

ここで切る。・・・そもそも、大学ではなく、就職予備校のような状況になっていること自体が疑問だと思うけど、はっきり言って・・・自信がないのに、ああいった試験対策をさせるのは、無理があるのではないか?という感想なのと、そもそも、そんなことを求めるのは無理だろう・・・。大体、研究がメインではなかったのか?大学というところは。

以下続き

それが原因かは分からないが、サークルなどから入手する過去問が、その存在を知らない学生と入手した学生では、進級に大きく影響が出ているのではないかという疑いがある。実際、ある学年で聴いた話だが、ある年とその前の年の統合試験が酷似しているというケースがあったと先輩から聞いた。

(4)ここまでのことを受けて
ここまでのことを受けて、必要なのは、不透明な部分の説明と、不透明な部分の解明が必要だと思う。

また、具体的にどういう問題点があったのか?という具体的な事変を説明することがまずは大事だと思う。その結果、不透明な部分が少なくなれば、上から押さえつけるようなことをせずとも、下が動きやすいのではないかと思われるし、上からの押さえつけによる不信感などから隠し事をするようなことは無くなると思われる。

理事会レベルでは、今までの不正の金の流れや人事をキチンと抑え、社会に説明すること、件の理事長がなぜ、あそこまで職権乱用できるようになってしまったのか?具体的な事変を元に明らかにすること、その過程で、学生や教員の恥も明らかになるかもしれないが、それでも、明らかにすることだと思う。

教員や事務型などの職員については、学生に対して、禁止事項や指示には、一切の隠し事をしないことだと思う。○○の自覚と言った言葉で学生に煙を巻いても結局は意味がない。

ここで切る。そもそも、○○の自覚が足りないとかいうが、それは、相手を言いくるめる方法であり、煙に巻くことで自分の意見を正当化しているだけ。

以下続き

学生の方はなぜ、これをしてはいけないのかわからないため、本来はやるべきではないが、タイトなスケジュールのために指示を”意図的に”聞かなかったりするし、具体的にどうすればいいのか?が分からないため、うまく指示が伝わらないと思われる。

また、教員同士に関しても同じことが言えるのではないかと思われる。少なくとも、担当する科目の割り振りや、仕事の効率化ができれば、負担は減らせるのではないかと思われるし、周りの教員とdiscussionする機会があることで、「なぜ、この科目を教える必要なのか?」が分かれば、士気も上がり、学生もそれについていくようになるのではないかと思われる。

実際、そういうことを認識している教員もおり、結構、学生がついてきているようにも見える。

後、教員について言えることは、特に、遠隔講義の際には、そうなのだけど、参考になりそうな本を紹介するといいのではないかと思う。実際、本を紹介している教員もいて、それを使って調べたりすることで理解が深まり、勉強がしやすくなると思われる。

また、学生の心理的な相談以外に、教員の心理的な相談ができるようなところも必要かなと思う思う。

少なくとも、あちらこちらで言われているような、学費の減額はどうにもならない場合の最後の手で、社会に対する信頼回復とともに、まずは、学校の内部の人員同士の信頼回復が必要なのではないかと思う。

以上

聴いた話のメモを一人称に直すとこんな感じになる。関係者なら、なんとなく、どこのことを言っているのか分かる人には分かるだろうが、念のため、具体的な名称は全て削除した。こういうことを聴くことになった。

もっとも、実際は、これ以外にも・・・

入学したての頃に謎の教材を買わされるとかあったらしい。

具体的には、なんか、国語の教材と英語の教材と理科の教材を買うことになったらしいんだが・・・。用途が不明というのが本当の話らしい。

どうも、入学をして5月の頃に、試験があるから、その教材で勉強した上で、そのテストに臨むようにということらしいが・・・。また、国語と英語の教材は必修で理科の教材は選択だったらしい。

まず、具体的なタイムスケジュールを聞かされたわけではなかったらしい。また、そもそも、その教材のお知らせが郵送できたらしいが、手紙が来た際には、なんと受付締め切りが過ぎていたという話。

それで、よくわからないから、お知らせに書いてある番号に電話をかけて確認をとったら、とくにそういった具体的な説明がなく、「買うか買わないか」を聴かれただけで、話にならなかったらしい。

とりあえず、買ったらしいが、その後、特に、その内容のテストをしたわけではなかったので、私の知人は「???」となったらしい。

聴いた私の方が、狐につままれた感じだよ。はっきり言って。

正直の話・・・今はyoutubeを探してみると、いろいろと理科の解説動画などがあるので、別に大学の教養についていきたいレベルなら、別に要らないのでは?という感想なのだが。実際、長旅Pなどいろいろな理科の解説動画を出しているクリエイターさんがいるし。それに、スタディサプリとか、もっと安く入手できるところもあるから、何とも言えなかったりする。

後、何だか知らんが、ロクな説明なしにアップルのiPADを買うことになったとか。具体的にどういう風に使うのか?というのもさながら、知人はパソコンがあったので、パソコンで代用できるのでは?という感想しかなかったが、事前にそういった相談をする機会がなかったと言っていた。

まあ、知人が入ったところだったので、あまり悪くは言わなかったが、入った数か月前に、あるスポーツで問題が起きていたりしていたので、心配をしていた。

やはり、もっと、強く引き留めておくべきだったかなと、今更ながら思ってしまう。まあ、それでも、外から見たのでは内情が分からなかったので、強くは出なかったし、元々いたところも、ロクでもない方針になってたから、あそこに行こうとしたこと自体は責める気にはならない。

まあ、ネオリベといった市場中心主義の極左が元いたところを食い物にした。その結果、だとしか思っていない。それと、極右の下部組織だと思われるある団体の詐欺師が人の人生に口出しをしたりしたことが悪化させた原因だし。

ただ、さすがに、あそこだけはなかったのでは?という考えがよぎって、おっと、強く止めておけばという後悔の念しかない。

それにしても、今のようなコロナ禍でなければ、心理カウンセラーのようなところにかけた方がいいような気もするな。

それにしても、コロナ禍だから仕方がないのかもしれないが、こういう時は、自分の得意分野は伸ばせても苦手分野は適切な教材がなければ伸ばすのは難しいような気がする。だって、周りで話し合う機会はゼロだし。勉強のための本を探すのも一人では結構大変だということを分野違いだけど知ってるし。特に図書館が開いていなかったりすると特にね。

参考文献

グライスの協調の原理

この本のp16-17

5S

この本のp24-27, 200-204

ちなみに、長旅Pというのはこの人。

高校物理やその他の高校理科から大学の物理までいろいろとあったりする。

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