母性を作り出すということ
最近、縫い物ばかりしている。
4月に入って1週間程経った頃、生活の変化に気持ちがついていかずに
号泣したことが一度あった。
たいしたきっかけとか、大きな出来事があった訳では無いのだけど。
それから、図書館に行き、
手縫いで作れるような乳児の洋服や、小物の作り方が載っている本を借りてきては
簡単そうなもの、かわいいもの等を日々作っている。
これは、退院する時にかぶせるボンネット。
自宅に帰ってきたら、このトッポンチーノの上で寝かせてあげよう。
そんな事を考えながら、一針一針縫い進めていくと
昔の人は、色々な想いを込めながら服を縫うっていうな。
なんて事を思う。
不思議なもので、
まだ見ぬ我が子にも、愛しい気持ちがふつふつとわいてきたり
あんまり思ってなかった
「こんなに小さいんだ。可愛いだろうな……」
という気持ちが込み上げる。
子どもはとても可愛い。
それは、仕事をする上で重々分かってはいたが
いざ、自分の子が現れる……となると
また、今までとは別の、可愛さというか
親心が生まれる様で、不思議。
今作っているのは、甚平。
夏生まれの我が子は、似合うだろうか?
1986年生まれ。上京して12年目、母親になる事になりました。好きなものはサボテンと音楽です。