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都合の「良い子」

スキやフォローをして下さった皆様、ありがとうございます😊嬉しく思っております。まだ始めたばかりですが、どうぞよろしくお願い致します🙇‍♂️

今日は父に対しても母に対してもショックだったことについてお話したいと思います。(生理に関する体験談になるので、もし見たくない!という方がいらっしゃいましたらご注意下さい🙇‍♂️)

これは私が小学校5年生の時のお話。その頃には日常となっていた父の虐待・DV行為が、2週間程続いたときのことです。

その日は学校で廊下掃除の当番の日でした。友達とお喋りをしながら掃除をしていると、急におもらしをしたような感覚が...
急いでトイレで確認すると、茶色いおりものがあることに気づきました。
11歳の私、この年になっておもらし...と大ショック。焦った私は掃除場所に戻り、友達に報告しました(なぜ友達に言ったのか、私は私が分かりません。)
すると友達が「それ生理だよ!!」と気づいてくれ、直ぐに保健室に連れて行ってくれました。(同い年なのにこの差よ)

その後は確か保健室の先生に対応して頂き、家に帰ったのだと思います。そして私はこの時母に「父には絶対に言わないで」と懇願しました。

この日の少し前の事ですが、私の小学校では5年生の女の子だけが放課後に集められ、先生から生理の話を教えて貰うシステムがありました。(それなのに何故自分で生理に気づかなかったかと言うと、生理=鮮血というイメージがあったためです。色や量が自分の想像と違ったため、結びつかなかったんですね。)

先生は最初に「女の子だけの内緒のお話」と言った上で話し始めました。年頃だったこともあり、私はこの話を「男の子に知られたら恥ずかしいこと」と捉えたのです。10年前のことなので、時代もあるかと思いますが...将来的には男子も知っておいた方が良いですよね。

そんなこともあり、母に何度も繰り返しお願いしました。恥ずかしいというのもありましたが、これ以上父の怒りの刺激になるのではないかという恐怖心もあったのだと思います。

そして夜になり、今日も父が怒り狂いながら帰ってくるんだろうなぁ...と憂鬱な気分でいると...

父はかなり上機嫌で帰ってきて、私に「おめでとう!赤飯炊かなきゃな」と言ってきました。そして私の頭を撫でたのです。

どうして知ってるの...頭が真っ白になり、ぞっとしました。すると「ママがメールしてくれたんだよ」と言う父。そして後ろでにこにこと笑う母。

私は声を出さずに泣きました。その理由は父の怒りが収まった安堵だったのか、母に裏切られた悲しさだったのか、父に感じた気持ち悪さだったのか...その中のどれかかもしれないし、全てかもしれない。ひとつ言えるのは、私はその時人生で唯一「女になんて産まれなければよかった」と本気で思ったのです。

次の日、体調が悪いからと学校をお休みしました。今回は特別だよ、と母に言われ休みましたが、腹痛や頭痛のひどさよりも精神的なショックが大きく、誰にも会いたく無かったのです。

この日初めて、私は大好きだった母に疑いの念を持ちました。そしてこの時感じた想いを、今なお覚えています。

この時のことを母に聞くと、「そんなの覚えてない。またあんたの被害妄想でしょ。」と言われます。
やった側は覚えてないんですよね。それでも、私はこの事件で母が父の怒りを収めるためだけに私を使ったのだと気づきました。そしてそれは今になっても続いています。

子どもは大人の都合の良いあやつり人形じゃない。私は両親と一緒にいる時、いつも両親の都合の良いように操作されてるのでは無いかと感じるのです。両親にとっての「良い子」を無意識に演じる。そうしないと、生きていけなかったのです。明日を無事に迎えるために、弟にこれ以上怖い思いをさせないように。それに気づけたのは、つい最近になってからです。そして、そこから「良い子」の呪縛を解こうと思えるようになりました。

ここまで見てくださってありがとうございました😊また次も見に来て下さったら嬉しいです✨

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