「ロゴマーク」って言葉を使うのは、ほぼ日本人。

ロゴはロゴ。

「ロゴマーク」って言葉を使うデザイナーさん、大丈夫かなと思うマツナミです。
英語圏でもそんなに浸透してない言葉、それが「ロゴマーク」です。

「和製英語」のカテゴリーに入るものですけれども、デザイナーが自信満々に解説を始めるのはどうなんだろうなあ、と思ったものでして。

こういう指摘が野暮だってのはわかってるんですよ。

でもね?

一回くらい検索してもいいと思うんです。
エビデンス重要ってのは、デザイナーなら知ってることですよね。
つーわけでGoogle先生の力を借りてみました。

25,270,000,000件出てきました。
じゃあLogomarkは?

8,300,000件。

Logoに対して3%です。
「チラシのリアクション率かよ」ってくらい、少ないです。

Wikipediaさんでは「和製英語」って書かれてたりします。
英語圏では3%くらいしか通じない言葉をドヤ顏で説明するのはどうなんだろうなあと思うわけです。

もともとデザイン自体が輸入された文化ですから、いろんな解釈ができるとは思うんですよ。そこは否定しません。
制作会社や広告代理店の人が「わかりやすくするために言い方を考えた」ってケースも否定しません。(是正しようとして失敗して諦めた)
「見える化」って言葉は大嫌いですけれど、それも否定しません。

言葉は絶えず変化するものですから。

でもね。やっぱり気持ち悪いんですよ。
ちゃんとルーツと現状も調べて、そこから喋ってほしいんですよね。
デザイナーが嘘つきって言われるような行動は、避けてほしいと思っています。

「悪貨は良貨を駆逐する」といいます。
ポストの前にエビデンスを集めよう、と思うのでした。

あなたの仕事は、テキトーなトークで成立するものですか?
違うよね?

2023.3.13追記

過去にこんな記事をアップしてました。

かつて、ロゴマークという言葉はありませんでした。
https://ameblo.jp/airgraphics/entry-12725062030.html

ロゴ、シンボルマーク、ロゴタイプ。
https://ameblo.jp/airgraphics/entry-12725948854.html


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