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『横道世之介』と、読書の秋の物思い

日頃より昼間は事務職、夜中は朝刊配達というダブルワークをしていますが、いつも身体を動かしていると頭の中に次々とnoteのアイデアが浮かんできたり、どんどん考え事が捗ったりします。しかしどうにも難しい悩み事となると、特に仕事中は失態や事故の原因にもなるため、大変危険です。

今朝は配達中にしばらく思い悩み、配るはずの新聞が1部残ってしまいました。もう一度はじめから順路を辿って、どうにか未配のお家を見つけましたが、こんな事ではいけないと、強く反省しております。

先日からずっと考えていたのは、現在noteにて開催中の『読書の秋2020』読書感想文投稿コンテストに参加するか否かでした。

私も人並みに本は読みますが、それほど自分のことを読書家だとは思っていません。また、noteのクリエイターの皆さんは文学への造詣が深い方が多く、私の浅い読書歴でコンテストに参加すること自体が畏れ多いとも思っていました。ところが、今回のコンテストの課題図書に、私が今まで読んだ中で最も思い入れのある作品『横道世之介』が選ばれていることを知り、思いがけず気の迷いが生まれてしまったのです。

私と『横道世之介』との出会いを丁寧に紐解くと、現在プロフィールに固定している回送バスの話や、まだ公開していない、初めて頂いた印税の確定申告に行ったときの裏話も外せません。

いつも自由気ままに記事を書いている私にとっては、あえてコンテスト仕様の読書感想文にまとめるのか、今まで通り個人的エピソードを絡めた雑記にするのか、しばらく葛藤し、堂々巡りが続きました。それも仕事中に…。

結論としては今回の参加を見送り、私よりも遥かに文芸作品を愛しているであろうクリエイターの皆さんの思いが込められた読書感想文を、ありがたく拝見させて頂こうと思った次第です。

そして自分は自分らしく『「横道世之介」の映画を見て惚れ込んだ吉高由里子さんを応援するべく、お酒が苦手なのに吉高さんのテレビCMのハイボールを買い込んで3日目にギブアップした話』をnoteに投稿して自らの恥を晒してゆくこと、それこそが私の本懐なのだと改めて胸に刻んだ、風薫る秋の物思いの話でした。

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