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第4回個展「a picture」まとめ

入透です!

先日、第4回個展「a picture」の全日程が終了しました!

2024年の元日、私の故郷である石川県を襲った大きな地震の影響は、半年が経過しようとしている今もなお色濃く残っています。

今回の展示を通して、石川県の美しさと力強さに思いを馳せてくださる方が少し増えてくれるだけでも、復興の助けになるのではないか
そんな想いを原動力に、今回の展示は動き出しました。

入透のSAVE ISHIKAWAチャリティープロジェクト↓


展示風景↓

告知記事でも触れましたが、展示タイトルの「a picture」は、「心象」「絵のように美しいもの」のダブルミーニング。

私の中にある「絵のように美しいふるさとの心象」を表現するために、今回の作品たちは色遣いと奥行きに重点を置いて描いていきました。

震災が起こってからの故郷にはまだ帰れていませんが、実家の家族の話によると、地形が変わってしまったところもあるようです。

私が幼い頃に見た、雪に残る足跡の中に溜まる青い影や、海辺を縁取る薄紫の花、冬の波の高さ、その中で生きる人々の息遣いは、そっくりそのまま残っていることはないのかもしれません。

それでも、かつて故郷の景色をうつくしいと感じた心の中では、実際に網膜が写し出す光景以上の鮮やかな色彩をもって、なつかしい風景を探し出すことができます。さながら、一枚の絵を見るように

絵のもとになったのは"私が見た石川の景色"ですが、見る人それぞれの中にある"懐かしい場所のイメージ"に共通する何かが、作品を見る人の自己や他者との対話につながっていたようです。

何度も足を運んでくださる方もいらっしゃり、私自身もたくさんの人の"故郷"のイメージに触れることで、楽しい時間を過ごすことができました。


また、今回の展示におけるコラボドリンクはいつもと少し違う形式で、金沢のロースターであるnon stop coffeeさんのコーヒー豆を使ったドリンクをお出ししていただきました。
石川県をテーマにした展示に因んだ、マスターの粋な計らいです!
お客様からも大好評で、最終日閉店時間を待たずして売り切れてしまうほどでした…!

大好評だったコラボドリンク!


そんな感じで石川の風を感じていただきながらの第4回個展。
石川といえば日本海。
そして日本海側といえば雨が多いことでお馴染みです(金沢には「弁当忘れても傘忘れるな」という諺があります)。

…毎年私の展示に注目してくださっている方ならもう気になっていると思います。

展示期間中のお天気が!!

私も自分の体質(?)と雨に因果のあるテーマの展示であることを考え、今回の展示でも尽くせる手を全て尽くしました(恒例の気象神社参拝、晴の特異日チェック、雨に因んだ作品のサイズを小さくする…etc.)

その結果、なんと…

在廊時間の降水率、0%!!!!


起こりました、奇跡が。
入透の雨女伝説は今年をもって過去のものとなるはずです。

ただ、展示中盤に開催された横浜開港祭の花火にゲリラ豪雨がぶつかったことは…
きっと関係ないと信じたい。

一応、横浜開港祭の花火を楽しみにされていた方には深くお詫び申し上げます。誠にごめんなさい。



そんなこんなで、今回も盛況のうちに幕を閉じた第4回個展。

今までとはちょっと毛色の違う展示となったこともあり、また様々な気付きが生まれました。
この気付きをもとに、次回の展示でもたくさんの人にお楽しみいただける作品を作りたいと思います!

最後になりましたが、今回も展示場所と素敵なコーヒーをご提供くださったyokohama coffee standさん、応援いただいた関係各所の皆様、そして会場に足を運んでくださった全てのお客様に、特大の感謝を!

本当に雨女伝説が終わりを告げたのかを含め、今後もどうぞ温かく見守っていただけると幸いです。

そして、今回の作品制作の原動力になった故郷・石川に住む人々が、1日でも早く安心して暮らせる日が来ますように。


それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました!

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