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データ構造vol.2 リストの解説【動画#20】


<データ構造とは2 リストの解説>

1. リストとは

データの削除や挿入に特化されて作られた構造

<整理すると>
配列 :データの削除や挿入の効率よりもアクセスの効率を重視
リスト:アクセスの効率よりもデータの削除や挿入の効率を重視

※リストの構造でアクセスする場合
任意のデータまで全てなめる必要がある。


2. リストの特徴

他の要素の格納場所を指し示すポインタと
データを組み合わせて格納している。

スクリーンショット 2021-04-19 18.33.50

ポインタをたどっていくと全要素にたどり着くことができる。
最後のポインタをnullとすることで終わりを示すことができる。



3. リスト構造の削除の方法

 課題:35を削除

スクリーンショット 2021-04-19 18.38.29


<解説>

スクリーンショット 2021-04-19 18.39.45

35を削除すると同時にポインタも削除される
② 1のデータとポインタのセットを次の要素として指し示す



4. リスト構造の挿入の方法

 課題:24と35の間に14を挿入

スクリーンショット 2021-04-19 18.38.29

<解説>

スクリーンショット 2021-04-19 18.46.04


① 24から14へのポインタが指し示される。
② 次に35のポインタとなる。



5. リストのデメリット・メリット

デメリット
① アクセスする場合、全ての要素をなめる必要がある
②配列と比較してポインタを持つのでメモリ効率が悪い

メリット
① 削除や挿入がポインタの付け替えによって可能とするため、計算時間が速い



6. 補足(両方向リスト)

双方向のポインタを持つ構造

用途によっては、
次だけでなく以前のポインタも記憶しておくと非常に役立つ場合がある



<今回の総まとめ>
リストの特徴と、配列との違いを捉えて、用途ごとに使い分けられるようにしよう。



次回、データ構造とは3 スタック/キューについて、簡単に整理する。





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