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甲斐雄介 インタビュー/第三弾『One Night』ゴン役

”Zoomで完結する第三弾”の出演者の方たちに続々インタビューしております。本日は『One Night』でゴン役を演じてくれた甲斐雄介さん。俳優として様々な作品の出演経験がある甲斐さん。いろいろお話いただいて、長くなっておりますが、是非!

第三弾は『この世界線で生きる!』が6月13日公開!甲斐さん出演の『One Night』も完成次第、公開の予定です。皆さんのインタビューからどんなお話なのか、ちょっとずつ想像していただければと思います。インタビューも撮影もリモートです!

ーー俳優を始めたきっかけを教えてください。
小学校ぐらいの時から、ですかね。父が小さいながらビデオレンタル屋を営んでまして、母も働いていているいわゆる共働きというやつで。両親とも忙しいなか、毎週金曜日に新作ビデオがうちに流れてくる、それを観て育ちました。高校は芸術系の学校で、演劇の授業があったので、実際に演技をしたのはそこからです。(星野源さんと同じ学校だそうです!)

高校卒業後の進路は悩んだんですけど、蜷川幸雄さんの授業が受けられるという桐朋学園に。でも1年で辞めてしまいまして…。辞めたあと、舞台に出たりもしましたが、スポーツセンターの正社員になったので、2年間はそこで働きました。

その契約が終わる頃、街を歩いていたら、役者の先輩にばったり会って、「今何してる?また一緒にやらないか?」とお声がけいただいて、また演技の道へ。

ーー事務所にも所属していますね。

共演したことがある中倉さんという方が事務所を立ち上げるというので、参加させてもらいました。中倉さん自身もモデルや役者業をやりながら、マネージメントの仕事をやってきたみたいで、たくさんの事務所があるけど、残念ながら役者のためにならない営業方針のところもある。「自由にできる事務所を作りたい」とのことでした。「自分で見つけた仕事は自分でしっかりやる」という方針のもと、入ってからも、ちょくちょく自分で探して出演したり、自主制作の映画に参加したり、現場の仕事を学ぼうと助監督も経験しました。

ーーそして、今回のオーディションを見つけていただきました。
外出自粛が言われるようになってから、シネマプランナーズをよく見るようになっていたので、見つけることができました。

ーーどうして受けようと思いました?
Zoomで撮影するというのが未知だった。というのが一番で。パソコンは持ってるけど、これまでは全然活用していなかったんです・・。自粛期間に触る機会も増えて、オンライン飲みをした時に、「これで映像作品作れるかもな」と思ったりもしてました。
普通の現場とは確実に違うだろうから、どういう風になるんだろう?と興味があふれてきて、参加させていただきました。

ーーZoomでのオーディションはいかがでしたか?
すごい緊張してましたね。他の人はいるけど会場の雰囲気とかは全く感じられないというか、ぽつねんと孤独な感じで。

ーーオーディションで監督からaioifilmのこれまでの作品を見た感想を聞かれましたね。
その質問には答えたくなくて…。きっといろいろな思いが詰まっている作品だろうから、初対面に人にいろいろ言われるの嫌だろうなと思って。当たり障りないことを言ったので、見てないだろ、と思われてるだろうな、と・・。

ーー思いました(笑)。改めて感想を教えてください。
『START』はすごく甘酸っぱさを感じて、丁寧に作られているな、と。役者一人一人の内面、どんな人なのかっていうのを、入り込んで作っている印象を受けました。
俳優さんの中ではあんじゅれさんの目の演技が素敵だな、と思いました。

ーー第三弾への出演が決まりましたが。
少し不安なところがありました。現場で会えない分、どういう風に進んでいくのかな、と。

ーーどんな準備をしましたか?
ずっと犬を見てました(笑)。ストーリーと配役の説明で、ゴンは「犬っぽい」と書かれていたので。ゴンって名前も犬っぽいですし。
YouTubeで、ご主人様にかまって欲しいんだけど、今、作業してるからやめてっていう動画を見たり…。

ーーリハーサルの日はいかがでしたか?
まず役者だけでリハーサルをやってみて、何回か練習してから監督に見てもらったんですけど、改善点はあるにしても、いいものが作れるかも。という希望が持てましたね。チームで作り上げていくにあたって、岡本さんが座長で周りがサポートしよう!と思っていました。

ーーみなさん素晴らしかったです。その1週間後に本番となります。
本番はちょっと悔しい部分がありまして…。本番前にもう一回集まって演技の確認をしとけばよかったかな、という・・。
リハーサルの感じを出したかったけど、1週間でリセットされちゃったという思いがありました。

ーークランクアップした時のお気持ちは?

寂しかったです。もう終わっちゃったということで。
でも、Zoomの撮影が他でもちらほら出てきているので、また挑戦したいですね。緊急事態宣言が解除されたとはいえ、まだまだZoom作品のブームは続くと思います。そこに可能性を感じてます。

ーー今後の展望を教えてください。
俳優の仕事で食べていきたいというのが思いとしてはあります。今はまだまだですけど…。
あとは、最初にお話ししたように、僕が小学生の頃に両親が共働きで、ずっと映画やドラマを見る生活をしていたので、寄り添ってくれた作品たちに感謝しているんです。人生観とか、価値観とか、教育、道徳、倫理とか全て詰め込まれているのが映像作品だと思っていて。
他の子にもそのような経験をさせてあげられたら最高だなって思います。

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出演者の方々の印象

岡本晃さん
衝撃的だったのは、オーディションの時でしたね。みんみんさんが「主役をやりたいんですか?」と聞いた時に、岡本さんが「主役をやりたいです!お願いします」と。言った!決めた!この人、すごー!って思って。
実際にあそこまで言い切れるのは、僕にはない部分。笑って聞いていましたけど、心底うらやましかったです。
一緒に演技してみて、真面目に考えて取り組んでらして、撮影する前に「いろいろ指摘して欲しいし、一緒に良いものを作っていこうって連絡を下さって。現場を取りまとめてくれました。バレー部部長だったみたいなので、さすが、まとめるのうまいなって思いました。

結木時希さん
彼女の独特の”間”がリアルさを表現してると感じました。自分の中でキャラクター像を色々と迷って作り上げていた印象があります。
リアルさを求めた作品にするのか、映像として分かりやすい作品にするのか、そこでどっちに振るのか、使いわけようとしてると見ていて思いました。

中里ゆみさん
リハーサルから本番まで演技が全くぶれなかった。すばらしいなと思いました。安定感がすごかったです。

廣木凛さん(ヒロ)
今回の出演者の中で一番Zoomに関しては経験を持ってらして、もっとこうしたいっていうのがいっぱいあったんだろうなっていうのを感じましたね。
ていうのは、僕の勝手な解釈かもしれないですけど、本番って一回で終わっちゃったけど、ヒロさんはもう一回やりたかったんじゃないかなって。

愛田天麻さん
結構気を使う人なのかな、って思いました。ちょっと不安なところもあったのかな、でも、演技になると堂々としてるのを見て、思いが強い人だなと。できれば友達になりたいです(笑)。

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プロフィール

甲斐雄介(かいゆうすけ)
1991.12.4生まれ
東京都出身(千葉県在住)
芸能事務所 
オフィスアーティストアワード在籍

主な出演作品:
劇場公開映画「Now or Never」
メインキャストバンドマン役
岐阜県恵那市観光PR短編映画「走れ」
主演 水野役
【舞台】 
「BOND inc&Office Artist Award共同プ
  ロデュース公演」ゆうすけ.佐久間役出演
【CM】
「みずほ銀行×Pepperのwebムービー 」出演
『Project June』イメージモデルムービー
【MV】
Bis Major 4thシングル『Are you ready』

・インスタグラム
https://www.instagram.com/kai_yusuke124


・オフィスアーティストアワード公式ホームページ

https://office-artist-award.com/talent.html



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