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社内の1on1でのコーチング活用

記事の概要

会社の研修でコーチングを学び、社内のメンバーに対し行った初心者として気づきをまとめました。社内向けのクライアントを想定しています。

この記事で得られること
・コーチングの基本
・社内の利害関係を持つ1on1でのコーチング

コーチングの基本

専門用語
コーチ:コーチングを実施する人
クライアント:コーチングを受ける人
セッション:コーチングの時間

コーチングとティーチングの違い
ティーチング:教える存在
・業務の具体や知識経験が浅い方に行う
コーチング:導く存在
・キャリアビジョンや既に知識経験のある方に行う

利用シーン
ティーチング
対象:社会人経験の少ない入社一年目など
目的:業務の知識経験といった基礎を教えるため

コーチング
対象:知識経験が豊富な方・キャリアビジョン形成など
目的:クライアントの中に答えがある前提で進めるため

コーチングのスキル
スタンス:クライアントを信じる気持ちを持つ
傾聴:心の底からクライアントの話・感情に耳を傾ける
問い:クライアントの持っていない視点で問いかける
基本の3点です。クライアント側にとってコーチとの信頼関係を形成できたときに、問いのスキルが活きるように思います。

社内の利害関係を持つ1on1でのコーチング

社内で行うと先輩や同僚といった役割があるため、正直にいうと難易度が高いと感じます。ただ共通項目があることで理解・共感しやすい範囲もあると思います。

気をつけるポイント
・前提を伝える
信頼関係が前提として、クライアントに対してセッションで得たことを口外しないことを伝えます。もし業務や関係者との間を取り持つ必要がある場合は、どの範囲を共有していいか確認しましょう。

・コーチングの基礎を伝える
コーチングを知っていてもクライアントも理解している方が、活用しやすいと感じました。事前にコーチングの説明・場の目的を共有しましょう。

・受容マインドを持つ
先輩・上司の役割として行うと結果クライアントの内省には繋がりません。クライアント自身に意識を向けるようにします。答えが出ない状態も良しとしましょう。

・視点を広げるための幅を持つ
クライアントは主観的になっている可能性があるため、自分自身の視点も広げておきましょう。例えば、人視点(会社・上司・他部署)・時間視点(将来・現在・未来)・物事の視点(プロジェクト・チーム・組織)など。

・適切な時間を設ける
特にコーチングに慣れていない状態では、短時間でセッションを行うことは難しいです。最低でも30分は時間を確保しましょう。

・振り返りできる準備を行う
複数回セッションを行う場合、お互いに見える形でまとめて振り返りを行うと良いです。セッションを終えて次のセッションまでの期間も、コーチングの期間と言えるそうです。

まとめ

社内でお互いにコーチングをしたりした結果、クライアントが自身で発言しているうちに内省され気づきを得る場合もあります。
まずは下記3点からはじめてみると良いです。
・コーチングのセッションの前にコーチングの説明を行う
・クライアントに意識を向け、受容と傾聴できる状態で挑む
・30分以上時間を設定する

読んでいただきありがとうございました!もし社内で実践してよかったことなどあれば、気軽にTwitterなどからご連絡いただけると嬉しいです。

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