43|始まりの準備中
この夏は私にとって変化の年になりそうです。
「家族と暮らす」ということは、当たり前とされているけれど、でもそれは全ての人が幸せになれる方法では無いということが、最近私にも分かってきました。
ご存知の方もいるかと思いますが、私は昔から親と仲が悪かった。毎日喧嘩。朝も夜も喧嘩。中学生高校生の頃なんて、ほんっとに家に帰りたくなくてしょうがなかった。
最近は思春期もそれなりに落ち着いて、私も20歳になって、穏便だったんですけどね、1ヶ月ほど前に激しめの喧嘩をして。その時についに言われたんですわ、
「もうあんたと一緒に暮らすの限界だわ」って。
え????……ですよ。固まりました。
そりゃショック。ショックでしたよ。
親からこんなこと言われることなどあるのかと。
なんかもう笑っちゃって。
でもね、それはもういつか来ると薄々気づいてたことなんです。これまで我慢して我慢して我慢して来たけれど、ここままだといつか限界が来るってね。それが今だった。それだけ。
20年間当たり前にしてきた「家族と暮らす」ということが限界になった結果、少し自立してみようとね、新しい生活が始まろうとしてます。
心配も不安もたくさんだけど、のんびり少しずつ落ち着いて行けたらいいなと思います。
言われた時はショックだった。あぁついに捨てられるんだって。怒りもあったし悲しさもあったし。家出て友だちに泣きながら電話したよ笑。「本当に居場所がなくなっちゃった」って。
でもちょっと経ったら、同時になぜか燃えてきて!私の負けたくない精神が奮い立たって!これはチャンスだ!!とも思えてきてね笑。
だったら利用してやろうじゃないかと!!家を離れるなら今しかない!!と、本気で動き出しました。
ただ、お金の面は本当に親さまさまなんです。感謝もしています。私一人じゃ野宿になってしまうので。何も言うことはありません。
でもそのうえでわがまま言いますが、出てけって言ったのは親なんだから、学生中は好きなことしてやりたいこと学んで、存分に親のスネかじらせてもらいます、と。それで取りたい資格取って、立派な大人になって働いて稼いで、恩返しします。と。言いました親に。
だから学生の間は金銭面の援助をお願いしますと、頭を下げました。
親もそれでいい、好きなようにしなさいと言ってくれていて。これを聞くと良い親なのか毒親なのか分からなくなるんですけどね笑。恵まれてるとは思います。本当に。
私は恵まれてます。
私が望んだことは人並み、またはそれ以上にやらせてもらって来ました。あなたがやりたいことをしなさいと言ってくれる親でした。
それは、弟に障害があって、あの子のできることや将来は限られているから、その分私へ使えるお金が増えている、という内情はあると思います。期待という大きな重荷も添えて。
だから、うちの親は、良い親で、
私はとても恵まれている家庭の
恵まれている長女なんだと思います。
でも、
辛いかは、別なんです。
恵まれていたら、
親が嫌いと言ってはいけませんか?
毒親と言ってはいけませんか?
周りからは素敵な家族、幸せそうな家族と見られていても、少なくとも私は、苦痛を感じることがたくさんある日々を送っている。送ってきた。
少し引いて考えてみると、あれ?これって虐待じゃない?っていうレベルのものとか、いっぱいあったもん。叩かれて怒鳴られて落とされて、そして何よりも、突き刺さる言葉のナイフをいくつもいくつも投げつけられてさ。その傷が今も治らない。痛い。
だからいつかは離れなきゃいけないときが来るんだろうなと思ってた。家族はすきだけど、ずっとはいられない。距離を置く時も必要なんだと思う。
そうやって自分を落ち着かせて、自分を少しづつ作るために、まずは物理的な距離を置くこと。
その準備をしているところです。
「家族と暮らす」が当たり前なんじゃなくて
「一緒に暮らせる」のが「家族」なのかな。
離れていても幸せに暮らせてたら、それも「家族」でいいんじゃないかな?
とか、まあなんかいろいろ考えてました。
「家族」ってなんでしょうね。
それも、これも、準備中。
暑いね。溶けちゃう
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