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あの時の私を「可哀想」って思っても良かったんだよ。

人生では、
誰が悪いわけでもなく
どうしようもないことに
しばしば出くわします。

私の兄は知的障害を持っていて、
私はいわゆる「きょうだい児」です。

小さな頃から
子育てに苦労している母を見て
「面倒をかけない良い子でいなきゃ」
という意識が強かったように思います。

そのせいか、
自分が4人の子どもを産んで、
仕事や子育てに追われる生活をしていると、
長男と長女に負担がかかりすぎていないか
とても気になるのです。

子どもたちに
家事や育児を手伝ってもらうと、
「無理をさせていないかな」
「なんだか申し訳ないな」と
もやもやして、気持ちが晴れません。

兄に障害があることは
仕方がないことで、
母が兄の対応に追われて
私にはあまり手を掛けられなかったことも
仕方がないことだと、
自分を納得させていたけれど。

あぁ~。
私、寂しかったし、悲しかったし、
イヤだったんだろうなぁ。
必死に「良い子」にしていないと
自分の居場所がない気がしていたんだなぁ。

「私、可哀想だったなぁ」

自分自身を哀れむなんて。
という気持ちがちょっと顔をだしたけれど。
自分のことを「可哀想だったなぁ」と思えたら
「それでも、今はここに居られて、
しあわせになったものだなぁ」と
あったかくなりました。

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助産師hana【子育てを、安心であたためる】

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