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【離乳食1】食べることは、生きること。「赤ちゃんのごはん」は難しく考えなくて大丈夫です。

「もうすぐ5ヶ月になるので、離乳食の準備をしなきゃ・・・と思うけれど、気が重いです」
「離乳食のこと、何にもしていないけど、大丈夫かなぁ」
「離乳食アプリの通りに、まずはやってみようと思っています」

私が務めている助産院では、生後4ヶ月になる前日までしか産後ケアを提供できません。
「産後ケアはもうすぐ卒業」という産後のお母さん達からは、たびたび、こんな言葉が聞かれます。

そのたびに私は、「そんなに、気を張らなくても大丈夫ですよ」と皆さんにお話しています。

「食べることは、生きること」だからです。
食事や呼吸、睡眠、排泄などは、生きるためにどうしても必要なことです。
人間は生まれながらにして、生きる上で大切なことは分かっているものです。
まだ目もあまり見えず、自分で身体を移動させることもできない、生まれたての赤ちゃんでも、お母さんのおっぱいに顔を近づければ自分でおっぱいを口にふくみ、美味しそうに吸い付きます。誰に言われなくても、誰からも習わなくても、母乳が大切なことがわかっているからです。

今は、すぐに「正しい」「一般的な」情報を手に入れることができます。
だから、授乳や離乳食についても、その他の子育てに関することも、知識がある分、頭で考えて行動しがちです。

ですが、子育てにおいて一番大切なことは、「目の前の我が子をしっかり見て、信じる」ことです。

子どもは、どんな風に食べているのか。
幸せそうか。楽しそうか。美味しそうか。
自分は、食事に対してどんな気持ちを持っているのか。

授乳も、離乳食も、食事も、「正しい」「一般的な」側面だけ考えると、とても窮屈なものになってしまいます。

「子どもを見て、信じること」
それが出来れば、子育てはもっと肩の力をぬいて、楽にたのしくなるでしょう。

明日から連続で「離乳食は、赤ちゃんの様子を見ながら、ゆっくりと進めればいいんだ」と気持ちが楽になる秘訣を投稿していきます。
更新は毎晩20:30ころを予定しています。おたのしみに。

【ごきげんな赤ちゃんごはん 目次】

1.食べることは、生きること
2.赤ちゃんごはんは、頑張らなくてOK。取り分け離乳食のすすめ
3.「赤ちゃんのごはん」ってそもそもどんなもの?
4.赤ちゃんのごはんは、いつからスタートすれば良いのか。
5.赤ちゃんのごはんは、いつ終わるのか。
6.赤ちゃんのごはんの、すすめ方。
7.食材の選び方
8.アレルギーが心配なときは
9.ママが笑顔でいるために
10.赤ちゃんのごはんについて、よくあるお悩み

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助産師hana【子育てを、安心であたためる】

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