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赤ちゃんと、ママと、暑い日のビール。

赤ちゃんにとって「ママ」という存在は
私たち大人にとって「暑い日のビール」と
似たようなものかもしれない。

「私からだと、哺乳瓶でミルクを飲んでくれません」
「パパがあげた方が、離乳食を良く食べます」

産後のお母さんから
そんな話を、たびたび聞きますが、
赤ちゃんからの目線で考えたら、
至極当然のように思います。

ずっと母乳を飲んでいて、
いつも母乳をくれるママに抱かれているのに、
わざわざ別のものを食べる気持ちには、
ならないのかもしれません。

大人にとっての「暑い日のビール」や
「大好きなご褒美スイーツ」のように
それを食べたり飲んだりすれば
とても幸せに満たされることが分かっているから。

助産院の出産では、へその緒を切る役割は、
パパや上の子たちのことが多いです。
赤ちゃんとお母さんの繋がりや絆は
とてもとても強いもの。

それをしっかりと「離してあげる」ことは
とてもとても大切な役割だなぁと
感じています。

産前のご夫婦をお話をすると、
「家事も育児も、平等に、対等に、役割分担をしていきたい。そのためにはどうしたらよいか」と聞かれることがある。

「親役割」の中には、母性的なものと、父性的なものが含まれていると思う。母乳を与えることや、繋がることは、母親や女性の方が長けていて、子どもを「個」として離すことや、自立を促すことは、父親や男性の方が長けている気がする。

「平等に、対等に、均等に」ではない親役割の分担があっても、良いのではないかなと感じている。

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助産師hana【子育てを、安心であたためる】

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