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#3.幸せの足跡を残す習慣

私には、昨年から新しく始めた習慣がいくつかあります。その中でもお勧めしたい習慣は、「今日あった幸せを3つ手帳に書き残す」という習慣です。慶應義塾大学で「幸福学」を研究されている前野先生は、著書でこのようなことを言っています。

”多くの人の中にある「幸せになりたい」という気持ちは、いま「幸せではない」から生まれるものではなく、いま「すでにある幸せに気づかない」から生まれる気持ちだと、私たちは考えています。”
前野マドカ、前野隆司 「そのままの私で幸せになれる習慣」WAVE出版

私たちの脳は、命を守るために”危険”や”変化”や”違い”などに着目するようにできているため、自然と「不幸なこと」「足りないこと」「課題」などに意識を向けがちです。つまり、私たちの脳は、意識的に「幸せなこと」に注意をむけなければ、いつも「不幸探し」をしてしまう傾向があるのだと思います。
常に「不幸探し」をして不安を感じている脳と、常に「幸せ探し」をして幸せを味わえる脳。私は、常に幸せを味わって生きていきたい。そのために、
毎日「今日あった幸せを3つ手帳に書き残す」という習慣を続けています。

そんな習慣を1年間続けてみて、幸せの内容が変化していることに気がつきました。最初のうちは「お給料が上がった」ことや「温泉旅行に行った」など、何かが達成できたことや得られたことに幸せを感じていたけれど、そのうち「家族みんなが元気」とか「いつも通りに過ごせた」など、命の存在や平穏な日常にも幸せを感じることができ、最近では「トラブルから学ぶことができた」「症状から今の状態に気がつくことができた」など、今までなら”嫌だな””辛いな”と感じていたことにも、感謝の念が沸くようになってきました。

どんなことにも、幸せを感じて感謝ができる。しかも、半自動的に。そんな夢のような神経回路が出来上がれば、生きることが格段に楽に楽しくなります。ただ、毎日「今日あった幸せを3つ手帳に書き残す」たったそれだけです。
幸せの足跡を沢山残していけば、それはやがて道になり、幸せの通り道が出来上がります。ぜひ、あなただけの「幸せの通り道」を、沢山たくさん作ってくださいね。


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