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卵焼きは、「甘い」か「しょっぱい」か。

お弁当の卵焼きは、甘いかしょっぱいか。

私は小さな頃から、
卵焼きは「しょっぱい」ものだと思っていた。

けれど、夫が子ども達のためにつくる
お弁当の卵焼きは、
お菓子のように「甘い」のだ。

小さな頃から毎日繰り返されることは
それが「当たり前」になり、自分にしみつく。

例えば、
失敗したときに、どう慰めてもらえたか。

「そばにいてくれる」
「抱きしめてくれる」
「元気をだして、と明るく励まされる」
「泣いているんじゃない、と怒られる」
「恥ずかしい、とけなされる」
「関心をもたれない」

そんなふうにパターン化された
物事への対処法は、
自分の記憶の見えないところに積み重なる。

その反応の方法が自分にとって
良いものでも、良くないものでも、
無意識に同じパターンで、反応してしまうのだ。

大人になったら
しょっぱい卵焼きも甘い卵焼きも
自分で作ることができるようになる。

物事への対処法も、
自分が良いと思う方法を選ぶことができるようになる。

「子育て」は、自分の反応パターンを
改めて見つめる機会なのかもしれない。

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助産師hana【子育てを、安心であたためる】

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