長男から教わる、できることを尽くすことの意義と自分を信じること
親子って、簡単なようで簡単じゃない。子どもだからわかるだろう、親だからわかってくれるだろう――そんな甘えと現実の厳しさ。親子と言えども、感覚や考え方が全く一緒なんてありえない。わかってほしいのに、丁寧に説明を尽くすことが何と困難なことか。素直に話せる・聞けることも必要だし、同じ言葉を聞いていても、解釈がすれ違うことは本当によくある。
思春期のぶつかりを経て、離れて暮らす今だから、あぁ、気になっているんだねぇ、つらいんだねぇ――そんな風に、言葉そのままをまず受けとめることができるようになってきた。一緒に暮らす夫婦はまだそこまでたどり着けていないのに。離れているほど、心が近づける不思議。物理的距離の遠さが心理的距離の近さを生んでいる。
やってみたら? 気軽に声を掛けた1行日記を何カ月も、よく続けている。声を掛けた私の方がおざなりになっている。ただ、ただ、尊敬に値する。書き続けることの難しさを十分に実感しているから。たった1行でも、記録を残すことが、その後の冷静な振り返りの大きなヒントになっている。
今は集中して頑張るときなんだね。できることをやり続けていれば、いつか、ホッとして、気を抜けるタイミングもくる。できることをできるだけ。当たり前のようで、やろうと思ったら、それなりに試行錯誤が必要だ。対面で話を聴くことが、少しでもそのサポートになったら嬉しい。
夫には、ネイビーの「自分を信じよ」のメッセージ。大変なときほど、自分を信じて進んでいくことしかできない。それが一番、確実な前進の仕方。自分を信じる。自分がいるその環境を信じる。未来を信じる。信じることは、人が言葉に託すこと。「私は大丈夫」って。
1カ月の楽しいこと、つらかったこと…いろんな話をして、手作りのごはんを一緒に食べて、プラモデルを作って、エッセンシャルオイルでふっとマッサージをして…3時間はあっという間。次はまた来月。気づきをもたらす、いい話を持っていけるように、この1カ月、また自分ができることを意識して、自分を信じて、過ごしてみよう。
安心して産み育てやすい社会を作るため、また社会全体で子育てを支援する仕組みを作るため、サポートいただけると嬉しいです。いただいたサポートは、あいのちの活動で使わせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。