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言葉にならないあれこれ、溢れるものをことばにしたものたち。 そんな雑記集。

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最近の記事

アラフォー海外初心者の南インド渡航記③~この流れは完全インド一択~

いろんな流れに抗わずに生きていたら、今年の年末はインドで年越しをすることになった。 のだが、前回の更新から間が空いてしまい、どこまで書いたか分からない。 (復習したら、全然インド始まっちゃいなかった。こちら色(←色即是空の色ね)の世界では、一つずつ進んでいるが、こちらの渡航記も一歩ずつすすめていきたい。 復習したい方(いるのか)、はじめての方は以下からどうぞ↓ 話は変わり、わたしは北海道が好きだ。 (こうやって脱線するから本編が進まないんじゃないか、と思われるかもし

    • アラフォー海外初心者の南インド渡航記②~迫りくるインド~

      前回の記事では、わたしとインドの出逢い・距離感をお届けした。 ここで、わたしとインドの距離感を縮めることになるキーパーソンを紹介したい。 彼女の名はもちこ。 (もちろん、本名ではない) 初めて会った夜、彼女は帰国したばかりで、坊主頭でおいしそうにパンを食べていた。 異国感満載のシェアハウスで、「インド・坊主・パン」 そしてそこに日本の食べ物である「餅」が入った名前。 (後に確認したところ、もちこの「もち」は「餅」の意でOKらしい) なぜだ、この異国感漂う子の名前に

      • アラフォー海外初心者の南インド渡航記①〜出逢い編〜

        いろんな流れに抗わずにいたら、今年はなんと南インドで年を越す運びになった。 ・38歳、言語は日本語オンリー ・海外旅行歴は修学旅行と大学の卒業旅行のみ(しかも最後に行ったのハワイ) ・方向音痴ついでに運動音痴 ・神経質というかびびり こんな海外初心者のビビリが、一人で南インドまでたどり着き、無事に年を越せるのかをお送りしたいと思う。 ※行きは一人だが、目的地(ケララ州のアシュラム)に着いてしまえば先に滞在している友人もいる、アシュラムは安全でまるで楽園のようなところだと

        • 日本の中の、小さな異国

          半年ほど、国際色豊かな家に住んだことがある。 と書くとだいぶ昔のことのようだけど、ほんの半年少しくらい前のこと。 関東首都圏にある最大50人が住める規模のシェアハウスで、入居者の3割くらいは外国人だった。 その家に住んだ期間は短かったし、少なくとも2週間に1回は実家に帰って泊まったりよく旅行もしていた時期なので、過ごした時間はもっと短い。 でも、とても濃いというか、わたしにとって大きく何かが変わった時だったと思う。 最初は、毎日旅行してるみたいだった。 他人と水回り

        アラフォー海外初心者の南インド渡航記③~この流れは完全インド一択~

          時間の不思議と、初体験の話

          最近、時間感覚がおかしい。 というか、時間はただの概念(共通認識を持たないと社会が回らないから)なのだから、元に戻っただけなんだけど。 例えば、旅に出るとよく分かる。 いつものルーティンやら時間の使い方から離れる。 いつもよりあっという間な気もするし、濃厚な気もする。 加えて、昨日の初体験。 静脈麻酔を使用しての、胃カメラ! 胃カメラはこれまで2回受けたが(バリウムがどうしても苦手なのでね)どちらもなかなか喉を通っていかず、げぇげぇ苦しんだので。 今回はちょっ

          時間の不思議と、初体験の話

          どんな人生もPERFECTだって。

          このところずっと、あるコミュニティやSNSで皆さん大絶賛中の映画、PERFECTDAYS。 この頃、映画館での映画も贅沢品よねぇなんて嘆きつつも、ちゃっかりauマンデイを使って鑑賞。 あらすじ抜粋 ………………………………………………………………………………………………………………………… 東京・渋谷でトイレの清掃員として働く平山。淡々とした同じ毎日を繰り返しているようにみえるが、彼にとって日々は常に新鮮な小さな喜びに満ちている。昔から聴き続けている音楽と、休日のたびに買

          どんな人生もPERFECTだって。

          ざくざく雑記①〜島のお話〜

          しばらく放置していたこのnote。 ひょんなことから、ぶらっと再開しようと思った。 理由は、アウトプットが足りなくて糞詰まり感があったから(笑) ブログっていうと、 体裁整えなきゃ!とか、 読んでもらえるように「文字数は◯文字まで!」とか、 ちょっと構える。 でもここはnote。 もちろん、体裁整えた文章書いてもいいんだけど。 今のわたしには、「らくがき帳」くらいのノリがちょうどいい。 さてさて。 先週からの連休を利用して行ってきた、主に島旅が素晴らしすぎて。

          ざくざく雑記①〜島のお話〜

          愛なのか、エゴなのか~「大切」にかたちはない~

          G.W中、気になった映画を映画館で観てきました〜。 (アマゾンプライムとか有り難いけど、やっぱり映画館の方が味わい深いよね!) エッセイストだった高山真氏(2020年没)の自伝的小説が原作の『エゴイスト』。 14歳の時に母を亡くした浩輔は、田舎町でゲイである本当の自分を押し殺して思春期を過ごし、現在は東京でファッション誌の編集者として働きつつ自由気ままな生活を送っている。 そんなある日、浩輔は母を支えながら暮らすパーソナルトレーナーの龍太と出会う。 浩輔と龍太はひかれ合い

          愛なのか、エゴなのか~「大切」にかたちはない~

          朝の顔。

          朝いちばんに飲むコーヒーは、何かが違う気がする。 朝、いつもより少し早起きをして。 いつもと少し違う、駅の朝の顔を見て。 ちょっと気になる、あるいはちょっとお気に入りのカフェの扉を開ける。 モーニングのセットを注文。 注文には、なるべく頭を使わないのが好ましい。 座りやすい席を探して、 注文したものが届くまでのあいだ 今日のはじめの一口は、 ほろ苦く、どっしりとしている。 今日という日が、どんな日になるのか。 朝のコーヒーは教えてくれる気がする。 そういえば

          朝の顔。

          ちょっと高級なビュッフェのチョコレートケーキみたいに濃厚な、恋の話。

          「好きな本のジャンルは?」と聞かれたら、 「恋愛小説とか、ミステリーとかが比較的多いかな、あとはスピリチュアル系とか、もごもご…」 って答える程度には、恋愛小説が好きだ。 ただ、恋愛小説って元気な時じゃないと読めない。 上手く消化できないのだ。 そして、「これはすごい!」って感じる作品を読んだ時ほど、続けて読めない。 ちょっと高級で、濃厚なチョコレートケーキを毎日おやつに食べていいよ! と言われても、そんなに食べられないのと似ている。 (わたしはHARBSのケーキが大

          ちょっと高級なビュッフェのチョコレートケーキみたいに濃厚な、恋の話。

          まるごと、感じる

          ひとり旅が、好きだ。 といっても、一人で遠くまで出かけるようになってほんの2.3年だし 厳密にいうとずっとひとりで旅してるわけでもない。 現地まで一人、現地に行ってその土地の友人(対面では初めて会う!)とご飯を食べたり、遊んでもらうのがお気に入りのスタイル。 とはいえ、ひとりの時間が圧倒的に長い。 この時間が最高に刺激的で、贅沢に感じるのだ。 初めて乗る路線、初めて降りる駅。初めて入るお店。 ほんとは初めてじゃないのかもしれないけれど、 ひとりで訪れるそれは、それ

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          こころの栄養。

          家の近くに存在していることは知っていたものの、全く未知の喫茶店に入ってみた。 店主も分からない。 メニューも表からは分からない。 もちろん、常連客がどんな層かも分からない。 重いんだか軽いんだか分からないドアを開ける。 一歩店内に入ると、見知らぬ客に頭を下げる人たち。 店内にいる人みんな、頭を下げるものだから、店主が誰だか分からない。 (その後、水を持ってきてくれた人が店主だ。じたばたしなくとも、いずれ分かる) 店の内装も今ひとつ統一性がなく、店主の趣味が 分か

          こころの栄養。

          『名前』というアイデンティティ

          映画、『ある男』観賞。 ずっと気になっていたけど、ようやく。 演技が好きな俳優さんもたくさん出ていて、テイストも好きで、個人的にすごく惹き込まれた映画。 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ ある日突然、事故死してしまった再婚相手。 〈谷口大祐〉だと思っていた夫は、実は全くの別人だった。 夫は一体、誰だったのか? わたしは一体、誰と生活していたの? 前夫との離婚調停でお世話になった弁護士に依頼した、夫の正体探し。 弁護士は『谷口大

          『名前』というアイデンティティ

          人間みな、裁判官である。

          食事カウンセリングの先生に教わったクリスマスレシピで、冷えに良いパエリア風炊き込みご飯を作ってみた♪ 昨日まで繁忙期で、なんなら筋トレまでして疲れてる身体で。 今日はギリ午前中からみかん箱買いしたり、午後からは半年に一度の本棚の掃除とチェック(全部の棚はできなかったけど…)もして。 炊き込みご飯用の買い出しに行って、ご飯炊きながらモスバーガーでモスチキンもゲット! 以前と比べてなかなか優秀だな、自分。と思った。 と、ここで。 常に比べている、自分。 ジャッジしている自

          人間みな、裁判官である。

          「自己紹介」が苦手な理由

          「はじめての記事は、自己紹介や今後やりたいことを書くのがおすすめ」と、noteさんが教えてくれた。 わたしはどうも、自己紹介というものが苦手だ。 何を話せばいいのか、よく分からないのだ。 「じゃあ、まずは自己紹介からお願いします」 社会で生きていれば、一度や二度じゃないはず。 この流れ。 苦手だがしようと思えば、わたしだっていくらでもできる。 例えば今だったら。 あと1日弱で、ヒト年齢37歳になること。 産まれたのは、東北の小さな産婦人科。 出生届は、母方の祖

          「自己紹介」が苦手な理由