仕事のスイッチ、心が前を向くとき
いつ自分のスイッチが入りますか?
私は作業所でタイムカードをおしても、まだまだ仕事スイッチは入りません
むしろ通所開始から長い期間タイムカードをおすとかなり憂鬱でした
なぜなら「ああ、これから2時間仕事だ…」(当時はフルではなく午前中2時間のみ作業をしていました)
タイムカードを朝おして、きるまでのある種の拘束時間それが2時間
パン作業をするのはそこそこ楽しいけれど緊張しているし、心はなんだか前を向かない…
仕事は鬱々するものなんだ、とやや本気で思っていました
それでも友達ができたり、先生のジョークに笑える余裕が出てくると仕事が好きになりました
扱うのが食品なので注意すべきことは多々ありますが、そこまでガチガチに固まって作業しなくていいと分かると心もほぐれました
そして作業時間を伸ばして午前中フルで働けるようになる頃(3ヶ月以上はかかりましたね)ロッカーでエプロンをつけて帽子をかぶり、工房へ向かって入口のドアを開ける前に軽く深呼吸…そして…
「おはようございます。今日もよろしくお願いします」
この挨拶をすると仕事スイッチは完璧にON!!
今では先生と仲間へ向けての素敵な愛言葉になっています
仕事だから全てが楽しい訳ではなく、時々苦手作業も任されますが(焼き菓子を綺麗に袋へ入れる作業がちょっと苦手、、、)
先生が信頼して任せてくれた上での仕事だと思うと楽しいよりも、嬉しいです
この作業所を利用するまでいい年齢なのにただの一度も働いたことはなかったんです
軽いアルバイトすらしたことがなく30歳手前でようやく、B型作業所を利用開始したんですよ
でもそれで1つ思うことがあります
本当に始めることへ早いとか遅いとかないな、という感情、想い
やりたいときがスタートラインを駆け出すとき
学校や会社に属するも嫌でもカレンダーや年齢に従いますが、中3からカレンダーも年齢も無視して生きてきました
カレンダーや年齢に縛られなくても生きることは可能でした
でも、その間に楽しみとかやりがい的なことがあったのかを問われると下を向きます
思いきり自由な時間だったけれどメリハリもなにもない、毎日ぼんやりして終わり、の時期がとても長かったです
だけど私にはそのぼんやり時期は心には必要だったのかな?と今なら思えます
不登校とか病気とか嫌なことが山ほどあった心にはなにもない時間にエネルギーをためていたんです
ためたエネルギーは今フルに活用しています
毎日作業所へ通い、愛言葉を言って仕事開始!!
ピアサポーターのボランティアや活動があると、そこにはもう思いきりのエネルギーで挑みます
今が生きていて最高に楽しくて、最高のやりがいを感じる生活をしていると思いますが
ここで満足はせず未来を楽しみにしています
病気がもっと落ち着いて、ピアサポーターとして活動場所が増えて、
幸せになることを未来にいる自分へ託します
仕事を拘束時間と思っていた私へ
あの時かなり苦しいときだった
それなのに逃げ出さず、通い続けてくれたから
今の私がいるの
心よりーありがとうー
*愛音*
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