badfish

画像1 海は地球上でいちばん大きな生物で、私は恐る恐る足を差し出すけれど、あっけないほど簡単に受け入れられる。巨大なうねりに背を浮かべても、少し表皮を切り裂いてみても、海は私の存在など知らずに揺蕩っている。悪い魚が私を齧ろうと周りを泳いでいたけれど、不味そうなことに気づいて離れていった。