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やってきたチャンス掴める?

まさか私が、
ネパール人が経営する飲食店の運営に関わることになろうとは。

なんの前触れもなく 新たな道が
とつぜん目の前に現れるのだから ほんと人生って面白い。

きっかけは エベレストベースキャンプに行ったときのこと。
カトマンズのホテルで偶然知り合った
ネパール人男性は、日本でいくつかの飲食店を経営しているという。

それも、そのうち2店舗の居酒屋は
私の自宅のすぐ近くだという。
働いている社員やスタッフは、全員ネパール人で
日本人スタッフがいないという。

おそらく、その時の私は、興味深そうに
話を聞いていたのかもしれない。
実際、関われたら面白そう!と感じた。
そうしたら、社長が私に全体の管理をしてくれたら嬉しいと相談された。

すぐに「やらせて!」と言っている私がいた。
そうして、帰国後すぐに接客したり、キッチンに入ってみた。

こうした方がいいわよね〜が、いっぱい目に入ってくる。
それは、飲食店の経験がないしお客としての視点があるからこそ
気づけることなのだと思う。

ありがたいことに 社長は好きなように どんどん変えていいよ!と
言ってくれるので すぐにできるところから変えていってる。

例えば、お店の前に置いている看板は
昭和的なデザインで古めいていて、怪しいムード。
おまけに、値段の記載もないし
どんなメニューがあるのかもわからない。

どう考えてもウォークインの客は来ないないだろう。

また、お料理の盛り付けが笑えた。
どう見てもサーモンの並べ方が魚の骨のよう。
ネパール人は、可笑しいといった感覚は全くないようだ。
むしろ、それを美しいと思っている節がある。
とはいえ、お客は日本人なので
ラウンドのカタチに並べて、日本人の美しいという感覚を伝えていく。

ありがたいことに
ネパール人のスタッフはよく働くし、
心が穏やかで変更したいことに全力で協力してくれる。

私は、40年近く大企業という巨大な組織て働いてきたのだが
仕事というのは、私たちに「役割」というものが
会社から与えられるものだと思っている人が多い。
つまり、口を開けていれば、仕事が降ってくる。
だから、自分から仕事をクリエイトしていくという
場面は、あまり見られなかった。

それでも、私は比較的特殊で
与えられた仕事は70%の時間でこなし
余った時間は自分で好きな仕事を創ってやっていた。
本当の仕事の喜びがそこにあったから
続けられたのかもしれない。

そして、この居酒屋は私の望む働き方にぴったりだった。
ここでは役割は与えられない。

社長から、このお店の売上、収益を上げてほしい、
ということだけ伝えれらる。
その手段は、自分で決められる。
そこが、実に面白く、楽しいと思えた。

会社員時代に、仕事を創っていたことが、ここで生かせているのかもしれない。

自分で工夫して、試してみて
上手くいかなかったらまた変更してみる。
本当の仕事の楽しさは、ここにあると、今更ながらに実感している。

ふっと湧いてきた偶然の話に
それよさそう!と思ったのは こんな状況が目に見えたのだろう。

自分の好きを体験して知っていると
このような突然やってくるチャンスを逃さずキャッチできるのかもしれない。

突然やってくるチャンスを逃さずキャッチすることで
自分の世界をもっと広げていきたいものだ。

一度だけの人生だからね。

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