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私の心はこうして染まってゆく

「わたしのワンピース」

私が小学生かな?
もっと小さかったかもしれない。

とてもとてもこの本が大好きでした!

先日、たまたま楽天ブックで
この本を見つけました
なんと、今でも売っている❣️
すぐに買いました。

その当時から50年、半世紀を生きてきた私が、
この絵本を、今、また読もうとしている。
今、どんな感情が湧くのだろう?
もしかしたら、何も感じなくて
がっかりするかもしれない。

だったら、この温かい記憶のまま
胸にしまっておくために
読むのをやめようか・・・

しかし、私はもう読むこと決めていました。


本を手にして
表紙を見て
お話の最初のページを見た瞬間

あ〜この感覚だって思いました!


まっしろな布が空から落ちてきて
わたしのワンピースを作ります。

「できたできた わたしにあうかしら」

心が弾む表現
「ラララン ロロロン」

「おはなばたけ おさんぽするの だあいすき」

「あれっ ワンピースが 
 はなもようになった」

「ラララン ロロロン 
はなもようの ワンピース
わたしに にあうかしら」

私の心にあったかいものが
じわぁ〜っと広がっていきます。

そうして、
ウサギの主人公は

雨に降られて、ワンピースは
水玉模様になって

草の実の畑に行って
ワンピースは草の実に模様になって

そうしたら、小鳥が草の実をたべきにて

ワンピースは小鳥の模様になった

「あれえ とんだ とんだ」

虹の模様になったり

夕焼け模様になったり

星模様になって

朝がきた。

そうして
「おひさま おはよう 
 あらっ ワンピースが ほしのもようになっている」
「わたしの すてきな ワンピース」
「ラララン ロロロン ランロンロン」

若草色の小道を
軽やかに歩いていく後ろ姿で
このお話はおしまいです。

どうしてだろう?
涙が溢れてくる。
心のふか〜いところにある
何か忘れかけてたものに
そぉーっと触れたような感覚。

この主人公のわたしは、
いつの間にか、自分自身になっている感じ。

この「ワンピース」は私の心。

私は、温かい人たちのところに行くと、
私の心はハートで染まる。

私は、自然の中にいくと
私の心は癒しで染まる。

私は、楽しいパーティーに行くと、
私の心は弾ける楽しさで染まる。

じゃあ、私が、汚れた人たちのところに行けば、
私の心は曇るにかもしれない。

私の心が豊かであるためには

ここがいいなぁ〜!
ここが好きだなぁ〜!

というところに身をおきたい。

そうすることで
私はいつも
「ラララン ロロロン ランロンロン」

この本に再会してよかった❤️

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