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退職されていく方々の挨拶は
メールで一斉送信が多いですね。

いかにもネットから引用した
言葉だとすぐに分かります。
なぜなら普段口にしてこなかった
言葉の表現ですから。

最後の締めくくりは
本当にこれで良いのでしょうか?

もうちょっと考えてみようよ!と
思います。

これでは誰の心にも
訴えるものがありません。

人生の多くの時間を
仕事に費やしてきて
自分の心は、そこで多くを感じたり
気付いたこともたくさんあると
思うんですね。

たった一回だけの
「退職挨拶」という機会で
人の心に訴える言葉を
つまり人の心に残る言葉を
投げかけられたらいいのにと
私は感じています。

これは将来への自分の投資
みたいなものです。

どんなに嫌な職場でも
あなたのことを影で見守ってきた
人がいるかもしれない。

いつもあなたに嫌味を言っていた
人は、心の中では尊敬している
点があったかもしれない。

もっとあなたと連携して仕事を
してみたいと思っている人が
いるかもしれない。

退職は全てが終わりではない。
自分の将来への種まきでも
あると思うんですね。

ずっと先に続いている。
これから先の自分と皆のために。

「立つ鳥跡を濁さず」

という言葉のとおりに

退職の言葉だけでなく
後に残される人たちが
困ることのないよう
整理して引き継いでいく。

職場の机を綺麗に掃除して
使う前よりも美しく磨く。

有給休暇が余っているからと
みみっちくぜんぶ使い切るなんて
ことはしない。
主張としては間違っていないですが。
日頃から計画的に休暇を使うことが
会社と自分のためになります。


心を尽くして立ち去る者は
美しいですね。

きっと、こうできる人たちは
過去に知り合った人たちから
新たな機会を頂ける気がします。

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