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投げた言葉がそのとおりに戻ってくる

相手に何かを伝えるとき、「言葉」選びに、けっこう気を遣います。

つまり、どのような言葉の表現をしたら
相手は心地よく受け取れるかしら?と考える。

たとえば、昔の私は、息子にこう言っていたことがありました。

「なんで、片付けないの?」とか
「片付けなさい!」とか。

こんな風に言われた息子は、気分が悪かったはずです。
そのうえに、なぜ、片付けないことがいけないのか?
その理由が分からなかったはずです。
そんなわけで、無言でムッとして片付けていました。
時には、イライラしておもちゃに八つ当たりしてましたっけ。

その様子を見て、私もイライラしてきたり・・・
お互いに悪いムードになって、何もいいことありませんでした。

では、どのように言ったら、子供は素直に受け止められるのか・・・?

あるとき、コミュニケーション関連の本で「Iメッセージ」という
手法を知りました。
「Iメッセージ」の「I」は「私」。
「あなたは・・・困ったものだ!」と言うのではなく
「わたしは・・・困っている」と言います。
なるほど、それから私は、表現を変えるように工夫してみました。

「片付けてくれたらすごく助かるわ!」と言います。
もうちょっと言葉をたして、相手の心に届けるなら
「おもちゃを踏んじゃうとね、マミーはあなたと違って体が重いから
 泣きたくなるくらい脚が痛いのよ・・」と伝えてみたり。
こんなこと言われた子供は、そうかぁぁ〜困るんだ、
マミーは、可哀想なんだとと思って、快く片付けてくれます。

強制的に行動させるのではなく、相手の心を動かすように伝えることで
相手が気持ちよくなるだけでなく
相手が受け止めた心地よさが、そのまま私に返ってくるようになります。

子供でも、大人でも、人というのは、人に命令されることが
嫌いなんですね。
キレてしまう人もいるかもしれません。
よくある電車の中での喧嘩も、こういったことをが原因のようですが。

こんなことから、私は、日々、仕事のメールや友達とのLineなどでも
無意識に相手が心地よくなる言葉を選ぶようになってきました。
最大に心地よく受けとってくれるような表現をしたい。

「なぜ、〇〇してくれないんですか?」
平気でこう言う人をたまに見かけます。
とても嫌な気持ちになります。。

「○○してください」
これもけっこう、キツイ。。

「○○してくださいませ」
表現柔らかいけど、強制されている気分かな。

「○○してくれると(私は)助かります」
わたしならこういいますね。

「言葉」で、気持ちのいいコミュニケーションの循環をしたいものです。

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