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11歳のアンガーマネジメント

宿題をやる仕組み作り


5年生になる長男のえいたは宿題が大嫌いです。 
取りかかるまでの心の準備にとにかく時間がかかるのです。
30分〜1時間ほど。

放っておくと違う本を読み始めることが続いたので、最近は1時間ほど隣に座って仕事をしながら宿題を進めるのを応援しています。私の時間がかなりとられますが、「宿題やりなさい!」、「まだ終わらないの?」と声かけをし続けるほうが辛かったので、宿題に時間を使うことにしました。

そして事件が起きた

今日のこと。
宿題の前にゲームがやりたいと言ってきたので「宿題を先に終わらせよう」と普段のルールを伝えるも納得できなかった様子でした。

えいたがダメ元で言ってきたのはわかっていましたが、習い事のあと、夜に宿題をさせるのも寝る前まで宿題の話しかしないのも避けたかったので貫いてみました。後で考えたら私も試しに今日は受け入れてみてもよかったのかも、とも思いましたが、いつものルールを崩すのはパワーがいりますよね…これは私の反省です。

今日は思いっきり跳ね返してしまったので、自分への戒めや誰かのヒントになればと思って、5年生男子のアンガーマネジメントについて思うことを書き残そうと思います。

話を少し戻します。

15分ほどの交渉の後、ゲームができないと理解し、イライラMAXの様子でした。私から一旦離れたので、仕事の続きをするためにデスクに向かい直したときでした。

大きくはないけど鈍い音、何かが壊れた音がえいたがいた廊下から聞こえました。すぐにドアを開けると、
 「トイレに行ってくる」
と階段を降りるえいたの姿。ふといつもの景色との違いに気づき階段上の壁に目をやると下の方にかかとの大きさほどの穴が空いていました。すぐ下の廊下には穴が空いた時に落ちた壁の素材の粉のような物。
 「これ、どうしたの?」
怒りを隠せず声をかけました。すると、「知らない」、「やってない」と隠し通すつもりの発言ばかり。明らかにさっきまではなかった穴でした。どうして分かっているの責めてしまうのでしょうね。謝るまで尋問をしてしまいました。これも私の反省。

穴を空けない方法

体が大きくてほとんど大人の女性と変わらない体型でもまだまだ子どもです。一方で、それでも力は強く、モノやヒトにあたると壊したり怪我をさせかねません。小さい頃から「女性や自分より小さい人には決して手をあげてはいけない」と言い聞かせてきました。体や作りが違うので、女性に手をあげると非常に危険だからです。

そうはいっても、アンガーマネジメントが必要なえいたはイライラと付き合う方法、モノやヒトへの暴力なしにイライラを無くす方法を覚える必要があります。

冷静になれるようにしばらくひとりにする

これは最近よく実行していたことでした。今日も穴が空く前にやるべきだったと思います。忙しさに負けました。

本当は何もない部屋とか、刺激がないほうが良いそうですがうちにはそういう部屋がないので玄関から閉め出します。10分後に声をかけて冷静に話せそうだったら中に入れ、まだだめだったらあと10分待ちます。だいたいこれでどうにかなります。時間がないときはなかなかできませんが、急がば回れ、の時もありますよね。今日の反省でもあります。

弟に対してイライラした時も、とにかく一旦離れるように言い続けていました。時間がイライラを鎮めて、他のことに意識が行くことをえいたも実感することがあるようです。

新聞を破る

これは私です。一年に数回やります。
自分で玄関から閉め出すことができないので、腹の虫がおさまるまでいらない新聞や雑誌を破ります。散らかりますが、誰も傷つけないし、すぐにスッキリします。

穴をふさぐ

同居の祖父(私の父です)に壁を壊したことを謝りましたが、父もアンガーマネジメントができないため、えいたは怒られました。理不尽なことを3日くらい言われ続けるかもしれません。

祖母は一緒に壁を直してくれるでしょう。それでも、優しく許してはもらえません。

穴が空いた時に対応していた私もかなり頭にきていますが、祖父母がこの調子では私が「いい人役」になるしかないですね。穴を空けさせてしまった私にも責任の一端がありとても反省しているので、子どもを甘やかすことが苦手な私の試練と心得て優しいフォローをする立場になり見守りたいと思います。

環境を変える

私たち3人は近々、祖父母から離れて暮らします。
少しずつ、自分たちのペースが掴めるとえいたや私のアンガーマネジメントももう少しうまくいくかな、と期待しています。



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