今日の衆院予算委を見て湧いた気持ち(出産子育てとかマネーとか)
昼ごろテレビをつけたら国会中継の様子が放送されていた。衆議院予算委員会で、ちょうど出産一時金に関する質疑の最中だった。
私は娘があと4日遅く生まれなかったために出産一時金50万円を受け取り損ねたことを思い出していた。
もちろん娘が娘のタイミングで産まれてきてくれたことには120%納得している。でもそういう母性的な気持ちとは別次元で、現実問題としてマネーのことはシビアなわけで。
私の出産は、42万円を国から貰っても尚自己負担26万円強だった。覚悟はしていたけど、思ったより高かったし、端的に辛い出費だった。
産まれてからも常に金がかかった。
記録をつけ始めた生後2ヶ月から現在生後10ヶ月の8ヶ月間のオムツとミルクだけに絞っても10万円以上の出費があった。
オムツ代 49491円
お尻拭き代 12366円
ミルク代 48388円(※混合ミルク)
これ。Amazonカードを持っている私が、Amazonプライム会員特権で割引に次ぐ割引、タイムセールに次ぐタイムセール、どんどん貯まるポイントによる購入を駆使してのこの金額。
このほか、次々と変わる季節とサイズに対応するために次々と買い替えが必要だったベビーウェア、哺乳瓶(哺乳瓶もサイズアップが必要とは知らなかった。洗い回し用に複数必要なことも。)など必要最小限と思われる項目に絞ってもだいぶお金が掛かっている。
もちろん、他にベビーカー、抱っこ紐、バウンサー、ベビーチェアなど大型の出費が別途ある。細々としたことを足せば、保湿のためのベビーローション、ベビー用石鹸、ベビー用洗濯洗剤、ベビー虫除け、ベビーカーの防寒、離乳食関連、娘の教育資金貯金、娘の保険、その他無限に支出項目を挙げることができる。
一方、育休中の私は収入がガタ落ちだ。
産休中は月収の80%、育休最初の半年は月収の67%、そして先月からは月収の50%の手当をもらっている。もちろん0に比べたら貰えているというだけでも大変ありがたいことなのだけど、世帯収入が落ちている中でこの支出はしんどい。
夫婦両家のジジババその他親戚一同からいただいたありがたい出産祝いの現金がなければ我が家はもっと金銭的な息苦しさを抱えて過ごしていたことであろう。
(ちなみに児童手当は全額貯蓄に回しているので、月々の可処分所得としてはノーカウント。娘の保険は掛け金が1000円と安い府民共済へ。入院手術のほか第三者損害賠償もあってお守りがわりに。)
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そこで冒頭の衆院予算委員会である。
真剣に観ていたわけではない。昼の離乳食の準備をしながらぼーっと眺めていただけである。質疑の内容より、周りの議員たちの表情が気になった。
委員会室に座る議員たちの、明らかにつまらなそうな退屈の表情を見ていたらこの1年の、いや妊娠中からのさまざまな思いが走馬灯のように駆け巡る。
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つまんなそ〜〜〜〜〜〜な顔してるジジイども!!
誰が未来の納税者を産み育ててると思うてんのや!
あんたらの給料に使われてる税金、あんたらジジイが受け取る年金、みーんな国民が払ってるんやで!!!
その国民一人一人は、この国の女性が産んで育てた人間や!
わかっとんのかこのドアホーーーーーー!!!!!
あくびしてたり、こっくりこっくりしてたり、ふと目をあけて起きてますよという風を装ったり。
このクソジジイ。
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テレビを観ながら、心の中で思わずエセ関西弁で叫んでしまいました。口汚くてごめんなさい。
ところで春から保育園への入所が無事に決定いたしました。
1歳児クラス、枠6に対して募集17の激戦の中、特別点数が高かったわけでもないのに、よくぞよくぞ。同時に枠6におさまらなかった11家庭の行く末が案じられてなりませんが・・・ともあれ我が家としては本当にありがたかったです。
落ちてたら、#保育園落ちた日本死ね と投稿するところでした。
だってそうでしょ。
史上最悪の少子化にも貢献して、未来の納税者も懸命に育てて、自分は自分で社会復帰もしてまた元の額を納税します、っていってるんだから。
別に国のため社会のために子どもを産んだわけじゃないけれど。
それでもやはり、マクロな視点でみれば国民一人一人は国の人的資本だという社会的事実があることには変わらない。
健康に育った一人ひとりが将来社会に出て活躍するということは、その国の知性や技術や活力を支えるということだし、そうして働いたお金で消費して経済回すということだし、別の側面から見たら国に税金や社会保障を納めますよということなわけで。そうやって社会は循環してるわけじゃんか。
ほんとそこらへんのこと、自民党のジジイどもは腑に落ちていらっしゃらないんじゃないですか。
せめて真剣に臨んでる姿勢を見せるべきなんじゃないですかね。
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