20220131 「ミニマリストになりたい」の違和感。
タイトル通り。あくまで個人の意見。
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昨今のミニマリストブームだが、筆者はどうにも「ミニマリスト目指してます!」みたいな人に対する違和感をずっと感じている。
所謂「手段の目的化」だろうか。
「本当に大事にしたいものを強調するために、それ以外の要素を削ぎ落とす」「好きなものだけに囲まれる」というのがミニマリズムの本質だと筆者は捉えているのだが、「モノが少ない事」「捨てる事」「ミニマリストファッション」が目的になっている人をちらほら見かける。
ミニマリスト同士の「モノが少ないマウント」「生活費が少ないマウント」「いや、お前はミニマリストでなくシンプリストだ」などを見てても、なんだかなぁと思う訳である。
筆者自身、かつてモノに溢れた所謂「マキシマリスト」であった。精神的にも金銭的も手痛い経験をした反動で「こんなのはもうごめんだ」とミニマリズムに目覚め、現在では一般的な人よりかはモノが少ない生活を過ごしている。
しかし自分自身をミニマリストだと思う事は微塵もない。ハッシュタグに「#ミニマリスト」などと付けといて卑怯な言い草だが…
自分自身が喜ぶお金の使い方、もっとクサい言い方をすれば「魂の喜ぶお金の使い方」をしていくうちに、或いはそれ以外にお金を使わないうちに、たまたま「ミニマリスト・シンプリスト」側に近いライフスタイルになったというだけである。
好きな系統の洋服を集めていったら黒の服がたまたま多くなっていったというだけで、別に白黒が基調の「ミニマリストファッション」は意識していない。
普通にユニクロもガンガン着るし、デザインと質が長く愛せそうだなと感じたら値段が高くてド派手な真っ赤のコートだって買うだろう。なるべくシーズンレスで使える上質なものを少数精鋭で所有するようには心がけているが、別に「服は少なければ少ない程良い」などとも思っていない。
「ミニマリストらしく」を目的にするのではなく、「自分らしく」ある為の方法論としてミニマリズムが当てはまるなら取り入れてみれば?くらいに筆者は思うのである。
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