Your greatest strength is love. 〜あなたの愛があってこそ、私は私らしく生きていける〜

自分の空間が、自分のものになっていない時、
あるいは、自分の心が浮遊していると感じる時など
裸足になって歩いてみたり
塩風呂に浸かってみたり
香を焚いたり
神社へ行ったり
そう、一番は朝日に会いに行く。　   

今日は、朝日が一段と眩しい日だった。
朝日を浴びながら、額と手のひらにエネルギーを集めると
太陽は私を包み込むように更に光を強くして
黄色の光がどんどん濃いオレンジ色に変わっていった。


暖かさと愛を感じ、
感謝を何度も口にした。

昨日、不平不満を言い連ねては、自己嫌悪に陥っていた自分を許せるような気がした。

この1ヶ月を振り返って、

自分が置かれている状況を自分一人でなんとか理解し、これからを考えていた長女の頑張りには、特に目を見張るものがあったし、

決してまだ楽しい時間でない学校生活にこそ、不平不満をこぼさない息子と次女を心からよく頑張っていると抱きしめたいと思った。

仕事も付き合いも、毎日の通勤の渋滞も、子供たちの勉強のサポートや、息子の2時間のカンファレンスや長女の進路相談のための２週間に及んだ話し合いも協力的に対応してくれた夫にも、感謝した。

そして・・・
そんな彼らに不平不満をぶつけてしまったことを心の底から詫びた。

毎月の振り返りは、6年続けている。
この時間があるからこそ、うまくいっている時も、うまくいかない時も
今を見つめ、明日を充実して過ごせていると思っている。


今日も、この時間がなければ、
私はしばらく、この負の感情をどうにかしたいと思ってはいても、
どうにも出来ずに抱え込んだまま過ごしていただろうと思う。


聴いてくれるパートナーがいることは、本当に有難い。
否定もせず、うんうん、と聴いてくれる人がいることほど心強いことはない。
特に海外で生活をしていたりすると、その有り難さは、単にありがたいというだけでなく、どれほどの心の支えとなるか身に沁みてわかるだろう。

日本で暮らしていても話を聴いてくれる専門家（心療内科医、カウンセラー、心療心理士、コーチ、相談員など）に定期的なセッションを受けることを私は力強くおすすめする。

個人セッションが苦手な人は、ワークショップのように、自分の感じていることや考えていることは吐き出す場に参加するのも良いだろう（愚痴会ではない）。

加えて、駐在されている方には更におすすめしたく、企業などは家族、あるいは会社に一人専門家を雇ってもいいくらいだと私は思っている。


今は、小学校にもスクールカウンセラーがいる時代。
海外では、カウンセラーのセッションは美容院や歯医者に行くのと同じくらい日常の中に浸透している（ように感じている）。


長女がルーマニアに来てすぐに、カウンセラーにセッションを申し込んだ時、
授業があっても、クライアント（娘）と先生（カウンセラー）のタイミングが合いさえすれば、それは授業よりも優先された。つまり、授業は欠席して、セッションを受けるのだ。それだけ、相談（心の内を話す）ということを大切にしている、と言えると思う。

小さなこと、
些細なことの違いや違和感を口にできる場があることは、心の健康維持に不可欠である。

私は、コーチでありクライアントでもあるので、聴く側になったり、聴いてもらったりするわけだが、聴く側は、相手の話を聞けるだけの「ゆとり」のようなものを準備する。

この「ゆとり」というのは、どんな話でも受け止められるだけの柔軟性や包容力、寛大な心・寛容な気持ち、とでも言おうか、大きな器のようなもの。

それなしでは、相手の話を否定も、肯定もせずに受け止めることは出来ない。
そして、その器というのは、《愛》で出来ていると私は常々思うのだ。

人は誰にでも愛がある。私は、そう信じている。
けれど、その愛というものは時々、大きくなったり、小さくなったり、
時には強い一方的なものになったり、弱くなったりする。愛は多種多様な形に変形できる。

だからこそ、聴く専門家は他者（これも専門家）によって、自分を内観し、整え、クライアントのための準備をする。
(準備の方法はこれだけに止まらない)

愛を相手のために整えるのだ。
だから、専門家は聞くではなく、聴くことができる。




そうはいっても、
先ほど書いた通り、誰にでも愛は存在する。
毎月話を聞いてくれるパートナーも
毎日頑張る夫も子供達も
愛があるからこそ
互いのダメな部分も受け止めてくれる。
共に生きてくれている。



Your greatest strength is love.
あなたの愛があってこそ、私は私らしく生きていける。

そんなことをメッセージから考えた。
私は生かされていることに改めて気付く。

力強い太陽光も
風に揺れて落とされる木々の葉も
私があなたと出会い、ご縁を頂くことも
愛あってこそのことだと思う。


今、私がここにいるのも
たくさんのひとたちの応援があってこそ。

不満を連ねた自分が小さくなって光になっていく。沸いた感情も大切な想い。それを受け止められると、感情は浄化する。

お湯を注いだshell gingerがそれに重なった。

ありがとう。

ルーマニアに来て2ヶ月が経った。