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もしかしたら名探偵(小学校低学年男子に読み聞かせた本を紹介)No.200

もしかしたら名探偵
杉山亮(著) 偕成社

「もしかしたら」という枕詞がつく名探偵なんて、名探偵と言えるのかな?

無くなった本や盗まれた絵を探すように依頼された探偵が、聞き込みをした情報や現場の状況を見て推理する、というお話です。

推理編と解答編があり、子供と一緒に推理編で色々と考えてから、解答編で答え合わせをするような物語の流れになっています。解答編を見る前に、子供と誰が犯人なのか、捜しているものはどこにあるのか、と答えを出してから読み進めるととても楽しめる一冊です。この本には3つのお話が入っています。

しかし、「もしかしたら」の枕詞の通り、探偵が直接答えを出すというよりは、別居中の妻のたつ子や、一緒に住んでる子供たちの方が先に答えやヒントをつかみます。

エルキュール・ポワロやシャーロック・ホームズ、子供も大好きな名探偵ネートやキャベたまたんてい、おしりたんていとは違って、フムフムと推理して勝手に答えを出すタイプの探偵ではないのが、やはり「もしかして」なのかもしれません。

この本は、ミルキー杉山のあなたも名探偵というシリーズ本です。20冊以上ありますので、推理好きなお子さんにはオススメです。

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