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藍草
2022年6月26日 00:31
夜、仕事を終えて、日記を成形することにした。毎日何かを書きつけてはいたのだけれど、人様に見せるには覚束ない文章運びが目について、ネットに投稿するのを躊躇っていた。一発で納得のいくものを書けたならどれだけいいことか。まあ、運命の人に送る指輪を買う時にも、いくつかのサイズを試さなければならないのだから、しっくりくるものを簡単に手にすることは多分無理なのだろう。その上、自分のためでもあるとなればな
2022年6月25日 00:14
昨日から続くしっとりとした空気が肌を撫でた。なんとか耐えてきた曇り模様も、今日はついに耐えきれず雨になる予報だったので、念のため傘を持って出勤した。最近は自転車で通勤していたから、職場まで徒歩で向かうのは久々のように感じた。時間はかかるけれど、歩いていると目に着くものが増えるので嫌ではなかった。白黒のシェルティが散歩をしていた。たくましい胸毛が風に揺れており、賢そうな目で短い足の行く末を見つ