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ウガンダの農村地区でのボランティア活動で感じた事

2月のウガンダでのボランティア活動での体験記事をVol.1からVol.5まで書いてきました。この記事でひとまず最後にしようと思います。この記事では私が体験したことを通して、自分の考えを書こうと思います。

恵まれないってなんだ?

Vol.1から5まで体験を書くにあたり、記事の題名を「ウガンダの恵まれない地域の子供たちをテニスを通して応援」と題してきました。この活動について企業にお話をするときもプロジェクト名をこのように題してお話しています。

前回の記事を投稿したときに、この子たちは食べるものもあれば紛争もなく、水も汲みに行けばある生活をしているのでで、むしろ恵まれている方なのではないかというご指摘を受けました。

現地施設をつくっている方がこの地域を「恵まれない地域」と呼んでいるので私もなんの疑いもなく「恵まれない」という言葉を使っていましたが、一瞬立ち止まって考えてみることにしました。

Vol.5を読んでくださった方は分かると思いますが、住居、衛生環境、食事など様々な物質的な面を比較すると日本に比べれば恵まれていないと言えるかもしれません。一方で、サファリに向かう道中、この村にある家よりも作りがもろく、服装など見た目ももっと貧しい方々を見かけました。その方達と比較したり、他国の紛争地帯で命を落としている方々と比較すれば恵まれていると言えるかもしれません。どちらも「かもしれない」だと私は思いました。

恵まれているってなんだ?と考えたときに、相対的に見れば我々が比較対象をもちながら、どちらか判断できるかもしれません。しかし本当に恵まれているかどうかはそのような比較から生まれるものではなく、周りの人が決めることでもなく、本人の心の中にあるものであって本人がどう感じているか。なのではないかというのが私の結論です。

ただ、そんな事を言いつつ、皆さんに伝えるときにどうしてもこの言葉を使わないと一発で理解してもらえない場面もあるなと思うのも事実。このような考えがありながらもこのフレーズを使うことをどうぞお許しください。自分でもどう表現するのが正しいのか、わからないのです。

貧困国でのテニスは難しい?

たまにこう言われます。「貧困国ならテニスじゃなくてサッカーの方が良いのではないですか」と。

確かにテニスをするには揃えなければならない備品が多いです。テニスコート、ネット、ラケット、テニスシューズ、テニスボールetc。しかもテニスボールは消耗品。空気が抜けるとそのボールに空気を入れることはできません。そのようなアドバイスもとっても納得です。

(個人的には、貧困国だからとか、先進国だからとか区別をせず、どんな環境にいても楽しいと思えるスポーツに触れられる機会があることは誰にとっても素晴らしいことだと思っています。)

それでも現地にいる彼らは「テニス」を教育に取り入れて前進しようとしているのです。難しいことなんて現地の人が一番よくわかっていると思います。「難しいね」で終わらず、どうしたらできるかを考えて行動していている結果、他国の人間の心まで動かして活動している。これってすごいことだと思いませんか?

私も彼らの挑戦に心動かされて、なんだか現地まで行ってしまって帰国してからもこの取り組みが楽しくて、ズボラな私がこうして記事を書いて皆さんに伝えようとしています。

昔は絶対にやりたくないと思っていたクラウドファンディングにだって挑戦しようとしています。勘弁して〜(笑)

チャレンジできる機会とは?

全ての題名が「?」ですみません。考えさせられことが非常に多いのです。

Vol.4で14歳のプレーヤーが私に夢を語ったお話を取り上げました。

彼は自分は夢を叶えることができると信じていて、どのようにすれば叶えられるかを模索しているところでした。また、この話を現地施設代表の方に話した時もどのようにすれば実現できるか見出したいとかなり前向き。

正直に言うと、彼の夢にはものすごくお金がかかるんです。簡単なことでは無いと思います。でも自分には出来るって信じてる。ここがすごいと感じました。

私たち、特に大人になるとどんどん自分を信じられなくなると思います。「〇〇がしたい」と本当は思っているのにすぐに出来ない理由を持ってくる。「〇〇になりたい」と本当は思っているのに、周りの人にどう思われるんだろうってすぐに他人の評価を気にする。あ、これ私か。(笑)

あるいは誰かがチャレンジしようとすると、「それは難しくない?」「無理でしょ」と平気で言う。

私たちは物理的にはチャレンジできる機会があるのに、精神的にはチャレンジできる機会が少ないのではないかと感じてしまいます。

一方で現地施設の方は物理的にはまだまだチャレンジできる機会が少ないけれど、精神的にはチャレンジできる機会が多いように感じます。

まとめ

まとまりませんが一応まとめます。

今回現場で見て感じた事を、文字と写真を通して皆さんに伝えようと記事を書いてきました。伝えられているかどうかはわかりません。ですが、少なからず何かを考える「きっかけ」になってくれたら嬉しいです。

現地に出向く前は、「何か助けてあげたい」そんな思いも少なからずありました。しかし、現地の生活を見た衝撃と反して彼らの真っ直ぐな眼差しや、今「ある」に目を向けて幸せだと感じていること、人に与えようとする姿勢などを肌で感じ、発展することが果たして正しいのか、ものがなんでも手に入る便利な世の中が素晴らしいのか、正直何が正解なのかわからなくなりました。

今は、助けたいではなく、彼らと共に私もチャレンジしていきたい。そんな意味合いの方が強いです。

3月24日(金)からこの活動を一度きりで終わらせないためにクラウドファンディングに挑戦します。

想いに共感してくださり、共に楽しく挑戦していける輪を広げていきたいと思っています。リターンメニューにあるTシャツには「Give it a shot」(やってみよう!)のフレーズが刻まれています。応援してくださった方に、私からも一緒にチャレンジできるような言葉を送りたいという意味が込められています。

私のSNSを通してリリースするので情報追っていただけると嬉しいです。応援どうぞよろしくお願いいたします!

日本酒をいただきながら書いていますが、変なこと書いてないですか?
大丈夫ですか?(笑)

お読みいただきありがとうございました。

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愛子





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