読書感想文〜希望の糸〜
東野圭吾さんの希望の糸を読みました。
ドラマや映画にもなっている加賀恭一郎シリーズです。
今回は加賀恭一郎の従兄弟である松宮脩平が主人公です。
家族・血のつながりをテーマにしたお話です。事件の真相が想像を超えすぎていて、頭が追いつかなくなりました。
ここからは、アウトプットのために書いているのでネタバレなど嫌な方は読まないでください。
まず、被害者である弥生さんの人柄にとても惹かれました。
聡明で繊細な上に強い方で女の鑑です。
自分の子供がいると知った時
普通であれば、怒りや悲しみの感情が湧き出ると思います。
なぜなら、子供が自分の元で産まれていれば
離婚することもなかったかもしれないし。
子供が出来なかったことが悔いの一つでしょうしね。
自分の子と、育ての親の立場と想いを優先し、待つことができた。
素晴らしい方だと思います。
そして、加害者の多由子さんの過去に涙しました。
と、同時に、自分の気持ちを知ることができました。
それは、子供を産み育てたい、パートナーに大切に扱われたいという想いです。
自分の遺伝子を未来へ繋げていくことの尊さ、パートナーと想い合うことの素晴らしさを感じました。
ただ惹かれあっただけでは、共に生きられない。
家族ってお互いがあって存在するものだから
そのことをずっと意識し続けることが大切なのかなと思います。
また、タイトルの希望の糸の意味に胸熱です。
私にとっての希望の糸をみつけたい。
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