見出し画像

徘徊で家族崩壊寸前

皆さんこんにちは!
株式会社Aikomiの木南です。
認知症の方々とそのご家族のため、施設で介護をなさってる方々のために
コミュニケーションを円滑にするためのシステム開発している会社で
CCOをしています。
私の母は認知症です。
発症して10年くらい経ちます。
レビー小体型認知症から前頭側頭型認知症に変化しました。
私の母との介護生活の話をたくさんしていきたいと思います。
認知症のご家族を持つ皆様と色々な思いを共有できたらいいなぁと思っています。

さて、今日も徘徊のお話しです。徘徊というより、行方不明かな。。。!
ある日、兄と母と私の三人で近所のスーパーの帰りに
ホームセンターに行ってた時のこと。
私『探し物してくるから、お母さんから目を離さないでね』
兄『大丈夫だよー』
その時は、徘徊防止に扉に鍵をつけようか悩んでて、スーパーで食料を買った後に
ホームセンターに来てました。
鍵を見てる横から、兄が、『これもいいんじゃない?』
『ん?!』
私『あれ?お兄ちゃん、お母さんと一緒じゃないの?』
兄『いや。いるよ』
私『え?どこ?』
兄『あれ?いないか?』
というわけで、スーパーの袋を2個持ちながら捜索開始。
ホームセンター内にはいませんでした。
はい。母ちゃん!消えた!
いなくなってから、10分くらい。
10分で行ける距離はどこだ?と考える。
交通量の多い目の前の道路を渡れるか?
隣のスーパーに行ったか?
駐車場か?
本屋か?
もしくは突っ切って畑か? 
40分以上経過。。。はい。メンタル崩壊し始めます(笑
今日は寒い。もし川に落ちたら、もう二度と会えなかったら。。。。
そうです。その日は警察に電話しました。
10分後に警察の方が来てくださいました。
警察『さっき服装や背丈等、電話で聞いたからね。今、手伝ってもらってるよ。パトカーで探してるからね』
私『はい。。。宜しくお願いします』
兄がいない。。。兄は1人で捜索に行ったのでした。
日も暮れ始めて、薄暗くなってきた頃
遠くから捉えられた宇宙人!?ではなく母が兄に連れられて歩いてきました。
兄が探した出した様です。
私は警察の人と駐車場にいたんですがそこに来てから
兄は母を叱ります。『どこ行ってんだよ!ほんとにもう!』
と言った瞬間に
今までの介護のストレスと、ちゃんと見ててねって言ったのに
兄ちゃんが目を離したんやん!っていう気持ちが爆発した私は
両手に持っていたスーパーで買い物した袋を路上に叩きつけました(笑)
私『何言ってんだよ!!兄ちゃんが見てなかったくせに母ちゃんに怒ってんじゃねぇよ!』
警察の方も、たじたじ。
買い物袋の中身はかろうじて散乱せず・・・
警察『帰ってこれて良かったね』って母に一言。
はっ!と我に帰った私は
警察の方に有難うございましたとお礼を伝え
兄とは険悪なムードになり
三人で家に帰ったのでした(涙)


このブログに辿り着いた皆さんは介護のストレスはどこで発散してますか?
無理していませんか?
悩みを伝えられる誰かが側にいますか?
血のつながった親子だから
自分が面倒を見るのが当たり前と思っていませんか?
ちゃんと介護できない自分を追い込んでいませんか?
私の経験からしかお話しできませんが
視野を広く持てないと介護は行き詰まってしまいます。
視野を広く持つとは
自分1人で何でも考え込まない事です。
厚生労働省からの認知症での相談先一覧のリンクを貼り付けます。
限界を感じた時は
絶対に誰かが助けてくれるから。
1人で抱え込まないでね!

次回こそは徘徊防止のためにあるものを購入した話を書きますね!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?