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冬と猫

寒くなってくると、猫と仲良くなれる。
なぜかというと、お互いに暖かいからだ。人は猫で暖をとり、猫は人で暖をとる。

うちの飼い猫の「まるお」にもそれは言える。夜中、寒くなると布団に入ってくる。脇腹の辺りで身体を伸ばして寝ることが増えてきた。飼い主からすると、嬉しいことだ。全然なつく気配を見せなかった猫と、一緒に寝ることができると冬も悪くないなと思う。

保護猫だった「まるお」と仲良くなってくると、今度は世の中にいる猫が気になり始めた。民家をちょこちょこと歩いている猫や、飼われてはいないが定食屋のおばさんに餌をもらいながら生きている猫。僕の生活圏内だけでも、猫はあふれている。

まるおのような保護猫のことを考え始めるとキリがない。当然ながら全ての犬や猫を救えるわけではない。でも、なんとなく何かできないかなぁと考えたりもする。

そこでふと思いついたのが、ふるさと納税。
探してみると、保護猫や犬を支援することにつながるものがあった。返礼品は無し。純粋に寄附だけのもの。でも、これでどこかの見知らぬ猫や犬が助かるチャンスがあるなら、こんな形の納税もアリなんじゃないかと思う。

まるおは、工場の片隅で瀕死の状態で見つけられた猫だった。幼い頃が辛かった分、ウチに来ることでスーパーラッキーな猫にしてやりたい。今はそんな気持ちで飼っている。

見知らぬ土地の、見知らぬ猫や犬にも、ラッキーが届きますように。
そんな願いを込めて寄附してみたりしている。


(note更新344日目)

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