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空の旅

何年ぶりだろう。
飛行機に乗って県外へ行くのは。
「ポーン」とベルト着用サインが点灯し、ガタンと飛行機が動き出す。

あぁ、久しぶりだ。この感覚。

滑走路から空へと飛び立ち、アナウンスが入る。宮崎から福岡までのフライト時間は約40分だ。

窓から覗いた宮崎は快晴。海の青と海岸線がくっきりと見える。自分の家はどこら辺かなぁ、なんて飛行機初心者並みにテンションが上がっている。

ここはどこの上空だろう?
大陸の形的には、佐賀とか長崎あたりか。
フライト中はずっと窓から外を覗いていた。空の旅って、こんなに楽しいものだったっけ。
緑の山々、都市部の建物群、海の青。
時間が経つに従って少しずつ景色を変える様子は、ずっと見ていても全然飽きない。ここ最近で、一番リラックスできてきるかもしれない。

圧巻だったのは、福岡空港に入る少し前。海の方から旋回して空港に向かったのだが、景色がとにかく綺麗すぎた。まるで、絨毯のように広がっている青い海。この海だけ時が止まっているみたいだった。ただその中で船が白波をたてて動いているのを見て、時が動いていることを実感した。

ここ数年。
こんな楽しみを忘れていた。改めて空の旅って素敵だなと思った。もちろん船や車の旅も良いが、飛行機は飛行機なりの良さがある。

あっという間の40分のフライト。夕方に福岡入りして、明日朝にお客さんの元へと行く予定になっている。
今回の空の旅は仕事だが、移動手段も出張の魅力になりえるなぁと実感した。

これも仕事を楽しむ方法の一つかもしれない。


(note更新207日目)

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