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歯周病のリスクファクター

今年は歯科衛生士関連の歯周病の治療にお役に立つような記事を読みやすく編集します!

自分にとって復習になるのと、振り返りしたい時に辞書のように引きやすいものを作っていきたいと考えてます。

今回は、歯周病になる因子についてまとめてます。優位が高い順番で並べて整理します。

リスクファクター→疾患、疾病となる因子。あるいは疾患の発症予測となる因子。

リスクインジケーター→横断研究によって疾患と関連があると推定された危険因子。
一連の原因として関与してる可能性もあれば、そうでない可能性もある。

リスクマーカー→疾患になることを予測できるものの原因の一部ではない。

友達は、今英語で書かれてる論文と、日本語訳と読んでる。

2大危険因子(リスクファクター)は、なんと!

「喫煙」「糖尿病」




歯周病学者Genco、Page、Linde、Clark&Hirsh、salvi の共通がこの2つです。

調べてて、初めて知った時に、私の中で結構意外な結果でした。



「細菌」病原菌が一番のファクターかと思ったけど
一人の学者さんが入れてないのです。。。


その学者さんのリスクファクターとしてあげてるものが、
糖尿病、喫煙、ストレス、アレルギー、H・I・V、骨粗鬆症、貧血です。


他の学者さんのリスクファクターをズラッと書くと
糖尿病、喫煙→全員(5人〜6人が)一致

その他 (4人一致)
特異的病原菌(一人を除いて他は入ってました)

小数
性別、年齢、骨粗鬆症、ストレス、H・I・V、
薬剤の副作用歯科医療性疾患、口呼吸、コンプライアンス、全身疾患、
細菌性沈着物と口腔衛生状態、プロービング時の出血、遺伝、
歯周疾患の罹患歴とその重篤度
でした。
2~3人被ってるものもあれば、1人がいってるものもありました。


共通してるものも結構ありますが、
ばらつきがあります。



優先順位をつけて、上からピラミッドみたいに書いてみました。


12年前くらいに歯周病を専門に勉強されてる先生に指摘を受けて
その頃、今までの歯周病の概念を一回全部崩しました。

教える側がきちんと正しいことを伝えるのかという責任が問われました。
その情報はどこから引用しているのかが重要と指摘を受けました。

そのため、その時までの私の知識を一度リセットする必要がありました。
真っ新な状態で吸収しようという気持ちで、根本から構築をしていったのです。


必ず裏付けが必要なということ。
エビデンス(科学的根拠)があります。
その論文をまとめた本でオススメはこちら
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症例試験の資料作りオススメ本|二井 愛子(歯科衛生士) #note #挑戦している君へ

症例発表を別にする時にではなくて、日々の歯周病治療時に、その治療は科学的な根拠に基づいて行っているのかが大切です。

私自身も、断定的な言葉をつけないようにしたり、根本的なアプローチ、説明の内容が変わりました。

その頃に「言葉」というのは本当に気をつけなければと学びました。。。

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