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いい加減

いい加減と言われると悪い印象も持つかもしれません。

ただ、武道では生真面目にやってると上手くいきません。

その時点で、気持ちが居着いており、力んでいるからです。

そうなると、幾ら頑張っても技はかかりません。

大事なのは、日常生活と同じテンションでやるということ。

家に帰って手を洗ったり、ベッドから起き上がる時に

緊張したり頑張ったりしないですよね?

それと、同じ感覚でやると良いというか、そうやらないと上手くいかないんですね。

少しヘラヘラしてるくらいがちょうど良いんですが、

道場によっては怒られると思うので、そうして下さいとは言いません(笑)

ただ、下手に生真面目さを道場に持ち込むと、道場内でしか使えない状況を自ら作り上げてしまいます。

いい加減とは、ちょうどいい塩梅であり、適度にリラックスしていることが重要です。

道場内ですから、怪我をさせられたりすることは基本的にありません。

ただ、本来でしたら、生真面目さや頑張りを出していたら、その間に切り殺されてしまいます。

剣術をベースにしているという点に立脚すると、いかに居着きを無くし楽を追及するかが重要ということです。



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