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機械になる

教わる以上、指導者の言われたことを機械的に行うことが、重要だと思います。

そもそも、その人に教わるということは、自分の独力では出来ないわけですよね?

一人で出来るなら、教わる必要なんてありません。

ですから、その指導者に言われたことを素直に信じて、ただ機械的に行うことがその技術を習得する最短ルートなんだと思います。

自分で考えても分からない状態で、あれやこれやと工夫をしたり、指導者の言ってることに反発するというのは得策ではありません。

それは何より、自分自身の成長の妨げになるからです。

こうしなさい、と言われたことに対して、そんなの無理だよと思うのか、
自分なりに再現してみるのかでは天と地の差があります。

無理だよと思ってる以上は、永遠にその技術を習得することは出来ません。

指導者が答えを出しているのに、自分の中で反発してるからです。

それよりも、拙くても良いから、自分の中で言われた通りに再現してみることが遥かに重要なんです。

とは言え、変化や自分の考えを否定されるのは誰だって嫌ですよね。

ただ、本気で何かを習得したいと思ったら、その先を歩んでる指導者の話を受け入れるのが手っ取り早いんです。

今までの自分の考えや努力が否定されることもあります。

それを潔く捨て、稽古の中で私情を排して、機械的に言われたことをやることが重要なんですね。

それは、隷属しろという意味ではなく、そっちの方が自分のためになるということです。

そして、機械的にやっていると、ある日、突然、出来るようになります。

習慣化が根付いて、感覚が研ぎ澄まされるからです。

そこで初めて、この稽古にはこういう意味があったんだと理解が及ぶんです。

それは、自分の身体で会得しないと永遠に分かりません。

感覚を習得して、初めて自分の言葉で言語化できるからです。

ですから、分かるようになるためには、先ずは機械的に素直にやってみるということが大事なんですね。

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