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一筆書き

1.全て一筆書き

これは私の私見ですが、合気道の技は全て一筆書きだと思ってます。

なぜなら、動きが止まると相手に止められ易いからです。

それに、動きの止まらない流動的な演武って見てて綺麗ですよね。

合気道には大きく分けて、持たせる稽古と持たせない稽古があります。

持たせない稽古は、言わずもがな動きを止めてはいけません。

ただ、転換した後などは、動きが止まりやすく、技が途切れ易いです。

技が途切れるということは、相手との繋がりも同時に途切れます。

相手との心理的な繋がりも途切れますし、

流れが止まることで相手は体勢を立て直します。

それでは、元も子もないんですね。

2.動きを止めない

相手に持たせない稽古は、当然、持たせる稽古より難易度は低いです。

とは言え、油断は禁物です。

上記の通り、持たせない稽古(流れる稽古)でも、断絶は容易に起きます。

なので、大切なのは一筆書きです。

例えば、片手取四方投げの場合は、

①相手を誘い➁転換して➂四方投げをかける④残身

までが一筆書きです。

これが➁とかで途切れると、もう技ではありません。

3.気持ちも止めない

では、相手に持たせる固い稽古はどうなのか?

最初から静の状態で始める訳ですから、止まるもクソもないですよね(笑)

だって、最初から止まってる訳ですから。

しかし、物理的に止まっていても、心理的には止めないことです。

緊張していると力みが走り相手と衝突します。

ガチガチに力んだ手だと、筆を走らすことは無理ですよね?

なので、最初から気持ちもリラックスさせる必要があります。

したがって、持たせる稽古も、持たせない稽古と同じ感覚でやる必要があります。

終始、止まらないイメージですね。

ただ、物理的には静の状態でスタートするので、

心理状態は止めないでおくってことですね。

日常でもそうですよね。

心が力むとパニックになって、まともに思考出来ません。

常にリラックスした状態を会得する上でも、

合気道は非常に有効な実践ツールと言えます。

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