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合気道とは、即決即断

1.合気道とは剣の理合である。

合気道の源流は、大東流合気柔術や柳生新陰流、鹿島新當流など複数存在します。

しかし、共通して言えることは、剣術をベースにしているという点です。

したがって、基本的に体術も剣の動きがベースとなっています。

自分の肘から先を剣の一部、刃先だと思って稽古すると技の効力も変化します。

刃先をどうやったら刃こぼれさせないか、という観点を持って稽古することが重要です。

当然、力で押したり引いたりしたら、刃こぼれして使い物にならなくなってしまいますよね。

2.一瞬の迷いが生死を分ける

そして、剣と剣との勝負は正に真剣勝負。

あっ、ごめんちょっと待って!!なんてことはありません。

一瞬の隙が死を意味しますからね。

これを武道の世界では居付きなんて言い方をします。

本来であれば、居着いた時点でゲームオーバーです。

なので、ちょっと考えさせてくれる?なんて猶予も本来は無いんですね。

まあ、勿論、それじゃあ命が幾つあっても足りませんからw

仲間同士で稽古に励むわけです。

3.即決即断

これは、相手に持たせる稽古でも同様です。

相手に持たれて、どーしようかな、こーしようかなと悩んでる時間はありません。

持たれた時に相手の力の作用を察知して、然るべき方向に崩しをかける必要があります。

塩田剛三先生も「持たれた時に肌で感じなくてはいけない」と

黒帯研修会で良く仰っているシーンが散見されます。

ブルースウィルスの「考えるな感じろ!」に近い物がありますね。

そして、何より迷ったところで良い結果は生まれません。

悩めば悩むほどドツボにはまっていきます。

大切なのは、先ず動いてみることです。

その結果、サンプル数を増やして何が上手くいかなかったのか考察します。

演繹方ではなく帰納法を使う、とも言えますね。

演繹方で色々と仮設を立てて悩むより、

帰納法で先ずやってみて、その結果から何がダメだったのかというプロセスになります。

これは日常でも同じことが言えると思います。

ついつい、どうしようかな、こうしようかなと悩み続けて、

結局、何も決まらなかったことありませんか?

私はしょっちゅうありました(笑)

もちろん、時にはじっくりと悩みんで仮説を立てることも重要です。

しかし、色々と悩んでるくらいなら、先ずは行動してみるのが一番だと思います。

その決断がミスったことで、命が危険に晒されるシーンってそうないですよね?

即決即断の精神を稽古で養うことで、日常からも悩みを排除できると思っています。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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