全ての者から学ぶ
弟子は師であり、師は弟子である。
これは、かの有名な塩田剛三先生のお言葉です。
塩田館長と聞くと、
「自分を殺しに来た相手と友達になる」
というフレーズが有名ですが
個人的にはこっちのフレーズの方が好きです。
弟子は師であり、師は弟子である。
この格言は全ての者から学ぶことができるという意味です。
合気道は基本的に、技は二人一組で行い、
教える者と教わる者という立場が存在します。
一見すると、指導者が一方的に被指導者に教えるように見えますが、
実は教わる以上に教える側が得るメリットの方が大きいんです。
もちろん、教わる側が直接指導者に何かを教えるわけではありません。
しかし、指導者の立場として、
この子はこういう受け方をするんだとか、
この子はこういう表現をすれば理解してくれるんだなど
あるいは、彼らが質問して来た内容によっては、
ああ、こういう考え方もあるんだなんて刺激を受けることもあります。
指導者は自分が教える立場であることに違いはないのですが、
自分自身も全ての者から学ぶことができるというマインドセットが大切かなと思います。
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