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終電の神様、終電の神様 始発のアフターファイブ/阿川大樹

初投稿です。

知人の方からおすすめされた2冊です。

「終電の神様」は、終電で人身事故が起きた同じ列車に乗る人々のそれぞれを描く短編7話。
「終電の神様 始発のアフターファイブ」は、終電が終わった後の時間を描く短編5話です。

前者から、、、
芸術家、女装、恋愛などなど全く違う世界に住んでいて、行く場所も帰る場所も違うけど、同じ電車に乗っている共通点がある。「終電」「人身事故」の感じ方もそれぞれで、それぞれのストーリーがあって、短編集だけれど、どこか繋がりのある1冊でした。話自体も、現実的な、でもありきたりではなくてストーリー性のあるお話でした。
久しく乗っていないけれど、あの終電の混雑や疲れ、周りの乗客のにおいや息遣いを思い出しました
この本を読んで改めて電車に乗る大勢の人の1人1人に、生活や思いがあるのだと、もしかしたら小説のようなストーリーがある人もいるのかも、なんて思いました。今回は自室で読んだけれど、今度は電車の中で読もうかな。

後者は、終電が終わった後の話で、場所はそれぞれ違うところでした。
終電後に仕事をする人、終電で寝過ごしてしまった人。
「今」だけではなく、過去のことも振り返ったり、その中で人との繋がりがあったり、と、こちらも本当にこういう人いそうだなと現実的なところもありつつ、ストーリー性あり、一気に読み進めてしまいました。
前者も後者も主人公だけでなく、主人公の繋がりのある人たちの描写も、主人公の話に邪魔にならない程度にされていて、いろんな話を読めて充実感ありました。
実際、終電を寝過ごしたり、終電後に働いたことはないのですが、実際の街、歌舞伎町などが出てくるので想像しながら読んでました。

各「主人公」に幸あれ!

初投稿でした
もっと思ったこと感じたことを表現できるといいな


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