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限界社会人がAIガールになるまで

お疲れ様です。AIガール観察者です。

前回の投稿で、
私の知人「AIガールあやは」を紹介したが、
フィクションだと思った人もいるだろうか。



違う。彼女は実在する。

血も涙も、
無駄にAIへの愛もある、生身の人間である。

先日は、GMOのイベントで
凄まじいスピードで熱弁を振るっていたらしい。


GMO主催「生成AI勉強会&交流会」に登壇



ちなみに彼女、今でこそAIガールとして
登壇なんてしているが、もともとは
どこにでもいる女の子。どこにでもいる社畜だ。


いうことで、今日は
AIガールが現在の形態に至るまでの
軌跡を深堀して、観察してみたいと思う。




■ 進化前:普通の学生〜普通のOL

かつての彼女は、典型的な勉強嫌いの学生。
遊んでばかりで、成績は下の下。

大学受験も失敗し、第一志望ではない大学へ。

新卒で就職した大手日系企業では、
いつも周りの人達が優秀に見え、
自分だけ浮いているような気分だったらしい。

もちろん自己肯定感は、だだ下がり。

しかし、「分かりません」とも言えず
ひたすら頑張るしかなく、
気合いで乗り切る「体育会系」スタイルで
社会人生活のスタートを切る。

■ 進化直前:キャリアウーマン?な30代

20代後半で外資系企業へ転職するも、残業地獄。

連日夜中まで働き、肌もボロボロ。
もちろん趣味の時間なんてなく、
土日もひたすら仕事。

「限界社会人」の爆誕である。

仕事に没頭する中で

「自分の人生の軸って、なんなんだろう」
「強みも弱みも、理解しなきゃ...」
「結婚って、ゴールじゃないな」

そんな事を考え初めた矢先、
周りからこんな声が。

「あやはさん、キラキラしてて楽しそう!」

えっ、まじで? こちとら内心地獄なんだけど...

彼女の中で、現実と理想のギャップが
どんどん広がり、息苦しさを感じる。

■ 進化の瞬間:AI との遭遇


2024年、生成AIに出会う。

きっかけは、ChatGPT。
「これ凄いよ」と、同僚から勧められ
iPhoneでアプリをダウンロードするも、
見事に偽物をつかまされる。

偽物に課金する前に気付いた点は褒めたいが、
当時の彼女は、AIガールが聞いて呆れるリテラシーの低さである。

最初は使い方がよくわからず
「明日の天気は?」などと質問をしていた彼女。

ChatGPTからしたら
「そんなことは、Googleに聞いてくれ!」と
叫びたい衝動に駆られたことだろう。
高級料理人にインスタント麺の作り方を尋ねるようなものだ。

そして数日後、
天気を聞くようなものではないと気づき
ChatGPT本来の強みを活かした「アイデア出し」や
「創造的な文章考案」、「学習支援」等を全て無料
かつプログラミング知識ゼロで使えるということを知り、
とんでもないカルチャーショックをうける。

その後は、ハマるとどハマりする性格が高じて、
ものすごい勢いで数多なるAIを使いこなすように。

AIを通して自分の強みや弱みを理解し始め、
得意なことはAIで強化し、
苦手なことはAIで学んだり、潔くAIに託したり。

彼女は、あれよあれよという間に変貌した。

■ 進化後:AIガール

現在の彼女は、完全にAIと共生している。

朝から音声入力でChatGPTに指示を出し、
望むアウトプットじゃないと
「違う違う、そうじゃない!」とChatGPTと喧嘩。

会議ではAIに議事録を書かせ、
市場調査も競合調査もAIに丸投げ。

英文メール作成もタイ語の翻訳も、
ChatGPTに頼んで、業務効率化。

ついでに今日の冷蔵庫事情を伝えて、
夜ご飯のオカズに何を作ればいいかの相談も。

夜は夜で、急に決まった青山での
大人数な女子会に使えそうなイタリアンを
AIに10件リストアップさせたと思えば、
集合写真に満足がいかないと
「なんかモノ足りひんな!」と画像生成AIで、
集合写真にイケメンを追加させる始末。

ここまでくると、AIの無駄遣いである。

■ 進化後:AIガール 2.0


しかし、そんな風にAIと共生している彼女、
「このアハ体験を、皆にも体験して欲しい!」
という気持ちと、AIへの愛が溢れた結果、
AIを活用したプロデュース会社「AiShow」を立ち上げた。

かつての「限界OL社畜」から
「AIガール社長」へと華麗なる変身。

まさに現代のシンデレラストーリーである。

持っているのは、
ガラスの靴ではなくスマホとPC。

そして、プリンスチャーミングの代わりに、
プリンス・チャットGPTが彼女を救ったというわけである。



非エンジニアの、元限界社会人。
AIという翼を得た彼女は
果たして、どこまで飛躍していくのか。

AIガール観察者としては、
今後も彼女の生態を見守っていきたい。

そして、この観察日記では
彼女のユニークで奇想天外なAI活用法を
(もちろん、普通にタメになるものも)
ご紹介していきたいと思う。



それにしても、
朝から晩までAIガールにこき使われる彼女のChatGPTは、
本当に可哀想である。

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