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限界社会人がAIガールになるまで
お疲れ様です。AIガール観察者です。
前回の投稿で、
私の知人「AIガールあやは」を紹介したが、
フィクションだと思った人もいるだろうか。
違う。彼女は実在する。
血も涙も、
無駄にAIへの愛もある、生身の人間である。
先日は、GMOのイベントで
凄まじいスピードで熱弁を振るっていたらしい。
![](https://assets.st-note.com/img/1719450535175-abMOE03Mzv.jpg?width=1200)
ちなみに彼女、今でこそAIガールとして
登壇なんてしているが、もともとは
どこにでもいる女の子。どこにでもいる社畜だ。
いうことで、今日は
AIガールが現在の形態に至るまでの
軌跡を深堀して、観察してみたいと思う。
■ 進化前:普通の学生〜普通のOL
かつての彼女は、典型的な勉強嫌いの学生。
遊んでばかりで、成績は下の下。
大学受験も失敗し、第一志望ではない大学へ。
新卒で就職した大手日系企業では、
いつも周りの人達が優秀に見え、
自分だけ浮いているような気分だったらしい。
もちろん自己肯定感は、だだ下がり。
しかし、「分かりません」とも言えず
ひたすら頑張るしかなく、
気合いで乗り切る「体育会系」スタイルで
社会人生活のスタートを切る。
■ 進化直前:キャリアウーマン?な30代
20代後半で外資系企業へ転職するも、残業地獄。
連日夜中まで働き、肌もボロボロ。
もちろん趣味の時間なんてなく、
土日もひたすら仕事。
「限界社会人」の爆誕である。
仕事に没頭する中で
「自分の人生の軸って、なんなんだろう」
「強みも弱みも、理解しなきゃ...」
「結婚って、ゴールじゃないな」
そんな事を考え初めた矢先、
周りからこんな声が。
「あやはさん、キラキラしてて楽しそう!」
えっ、まじで? こちとら内心地獄なんだけど...
彼女の中で、現実と理想のギャップが
どんどん広がり、息苦しさを感じる。
■ 進化の瞬間:AI との遭遇
2024年、生成AIに出会う。
きっかけは、ChatGPT。
「これ凄いよ」と、同僚から勧められ
iPhoneでアプリをダウンロードするも、
見事に偽物をつかまされる。
偽物に課金する前に気付いた点は褒めたいが、
当時の彼女は、AIガールが聞いて呆れるリテラシーの低さである。
最初は使い方がよくわからず
「明日の天気は?」などと質問をしていた彼女。
ChatGPTからしたら
「そんなことは、Googleに聞いてくれ!」と
叫びたい衝動に駆られたことだろう。
高級料理人にインスタント麺の作り方を尋ねるようなものだ。
そして数日後、
天気を聞くようなものではないと気づき
ChatGPT本来の強みを活かした「アイデア出し」や
「創造的な文章考案」、「学習支援」等を全て無料
かつプログラミング知識ゼロで使えるということを知り、
とんでもないカルチャーショックをうける。
その後は、ハマるとどハマりする性格が高じて、
ものすごい勢いで数多なるAIを使いこなすように。
AIを通して自分の強みや弱みを理解し始め、
得意なことはAIで強化し、
苦手なことはAIで学んだり、潔くAIに託したり。
彼女は、あれよあれよという間に変貌した。
■ 進化後:AIガール
現在の彼女は、完全にAIと共生している。
朝から音声入力でChatGPTに指示を出し、
望むアウトプットじゃないと
「違う違う、そうじゃない!」とChatGPTと喧嘩。
会議ではAIに議事録を書かせ、
市場調査も競合調査もAIに丸投げ。
英文メール作成もタイ語の翻訳も、
ChatGPTに頼んで、業務効率化。
ついでに今日の冷蔵庫事情を伝えて、
夜ご飯のオカズに何を作ればいいかの相談も。
夜は夜で、急に決まった青山での
大人数な女子会に使えそうなイタリアンを
AIに10件リストアップさせたと思えば、
集合写真に満足がいかないと
「なんかモノ足りひんな!」と画像生成AIで、
集合写真にイケメンを追加させる始末。
ここまでくると、AIの無駄遣いである。
■ 進化後:AIガール 2.0
しかし、そんな風にAIと共生している彼女、
「このアハ体験を、皆にも体験して欲しい!」
という気持ちと、AIへの愛が溢れた結果、
AIを活用したプロデュース会社「AiShow」を立ち上げた。
かつての「限界OL社畜」から
「AIガール社長」へと華麗なる変身。
まさに現代のシンデレラストーリーである。
持っているのは、
ガラスの靴ではなくスマホとPC。
そして、プリンスチャーミングの代わりに、
プリンス・チャットGPTが彼女を救ったというわけである。
非エンジニアの、元限界社会人。
AIという翼を得た彼女は
果たして、どこまで飛躍していくのか。
AIガール観察者としては、
今後も彼女の生態を見守っていきたい。
そして、この観察日記では
彼女のユニークで奇想天外なAI活用法を
(もちろん、普通にタメになるものも)
ご紹介していきたいと思う。
それにしても、
朝から晩までAIガールにこき使われる彼女のChatGPTは、
本当に可哀想である。
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