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【フリーランス覚書】報酬不払~少額訴訟まで・その2

こんにちは!子育てクリエイターの中川治之です。

前回に引き続き、報酬不払い~少額訴訟までの思い出を書きます。


目次
  第1章 「発端」 出会い~業務開始
★ 第2章 「疑惑」 会社設立の誘い~支払遅延
  第3章 「未払」 再三の催促
  第4章 「不払 やがて音信不通
  第5章 「行動①」 法的措置開始~内容証明
  第6章 「行動②」 少額訴訟申し立て
  第7章 「行動③」 付郵便送達(?)
  第8章 「決着 審理当日
  第9章 「顛末」 強制執行とは
  最終章 「後書」 エピローグ・おまけ


第2章 「疑惑」 会社設立の誘い~支払遅延


後に不払いを起こす相手・T氏から受注した最初の案件は、問題なく終わりました。

しかし、駆け出しだった僕は、1件目を受注する時点でも既にいくつかミスをしています。

・相手のことをよく調べていない
・契約書を取り交わしていない
・不払いリスクに対する策を講じていない

どれか1つでもちゃんとしていれば、後でこんな情けない目に遭わずに済んだかも知れません…。


それはさておき、1件目がスムーズに終わったことでT氏を信用してしまった僕は、引き続きいくつかの案件を請けることにしました。

そしていくつかの案件が終了したころ、唐突にT氏からこんな提案をされることになります。

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突然で驚いたものの、T氏が僕のことを新会社に誘うほど評価し、信頼してくれているということは素直に嬉しく思いました。

とはいえ人生に関わる話だし、家族もいるので簡単には決められません。
ひとまず受注済みの案件を進めつつ、並行して入社条件などについて慎重に話し合うことになりました。


ところがある時、重大な問題が起こります。
それは…


2件目以降の案件の報酬が期日になっても支払われていない


ということです。

T氏の支払い規則として、「月末締めの翌月末払い」ということだったので、納品・請求から支払いまでには1ヵ月以上のタイムラグがあります。

このため、複数の案件を請けていた僕は、既に納品済のいくつかがまとめて未払いであることに遅ればせながら気づくことになってしまいました。

念のため数日待ちましたが、それでも支払いがなかったので確認の連絡をしたところ、下のような返信がありました。
チャットワークのスクリーンショットを添付します。

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このときはそれほど怒りもありませんでしたが、「謝罪がないのはナゼ?」とは思いました。

もし同じ会社で働くなら、彼のこういうところは直してもらうよう年上の自分が誘導しないと、という今思うと無駄な責任感まで芽生えたくらいです。

そんな事を思いつつも、とりあえずは待つ事にしました。
まさか一緒に会社をやろうと誘っている相手に報酬を払わないなんて有り得ないと思って油断していたのもあります。

しかし、「明日対応します」と書かれていたにもかかわらず、翌日になっても、翌週になっても入金はされませんでした…。

かくして、ここから僕とT氏による催促と言い訳の応酬が始まることになります。
「同僚になるかも」と思っていた相手と、こんな悲しいやり取りをすることになるとは思ってもみませんでした。

<第2章・おわり>

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