【フリーランス覚書】報酬不払~少額訴訟まで・その1
こんにちは!子育てクリエイターの中川治之です。
新型コロナの影響で世界的に不安と混乱が拡がる中、しかも年度始めのこの時期に、明るい話題ではなく恨み言を投稿することをお許しください。
今回は、フリーランス1年目の時に僕が出会った、報酬不払い業者との死闘の思い出を書きたいと思います。
同じようにフリーランスで頑張られている方々の参考になれば……という目的もありますが、ほとんどは自分のアホさを忘れないための戒めと、心の健康を保つために吐き出すことが目的ですので、さらっとお読みいただければ幸いです。
目次
★ 第1章 「発端」 出会い~業務開始
第2章 「疑惑」 会社設立の誘い~支払遅延
第3章 「未払」 再三の催促
第4章 「不払」 やがて音信不通
第5章 「行動①」 法的措置開始~内容証明
第6章 「行動②」 少額訴訟申し立て
第7章 「行動③」 付郵便送達(?)
第8章 「決着」 審理当日
第9章 「顛末」 強制執行とは
最終章 「後書」 エピローグ・おまけ
こんな感じで10回に分けて書こうと思います。
無駄に長編ですみません。
第1章 「発端」 出会い~業務開始
不払いの相手とは、ネット上で知り合いました。
仕事を振れるクリエイターを探しているということだったので、駆け出しフリーランスで先行きに不安もあった僕は、思わず飛び付いてしまったわけです。
相手も大阪に事務所を置いていたので、さっそく直接会って打合せをすることになりました。
彼が後に不払いを起こす “T” 氏(仮称)です。
兄弟でデザイン事務所を立ち上げ、WEBデザインを中心に扱っているとの事でした。
ちなみに、こちらから聞いたわけではありませんが、腕のタトゥーはサラリーマンに戻らないための決意の表れだと自分から教えてくれました。
ただ個人的に、外見の奇抜さでもってアピールすることにあまり興味がないので、特に感想もなく聞き流してしまいました。
「仕事を取りすぎたから他人に振る」ということについては、無計画さや無責任さを感じ、少し心配になったことを憶えています。
しかし、駆け出しの僕にとっては仕事をたくさん取れているという時点ですごいことだし、自分には無い若さや勢いを感じました。
何より、仕事をいただけることがありがたく、
となったわけです。
かくして、まず1件、イラスト仕事をいただくことになりました。
最初の案件は、やり取りもスムーズで滞りなく完了。
報酬も、きちんと期日に支払ってもらうことができました。
最初の案件が問題なく終わったことですっかり安心した僕は、お得意さんとしてこれから長く付き合っていけるかも!と喜んだものです。
しかし…
結果的に、報酬が遅滞なく支払われたのはこの1回だけでした。
<第1章・おわり>
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