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【AIFAからの贈りもの#7】「SOZO力」って何ですか?

みなさん、こんにちは。

一般社団法人アプライドインプロ協会 【通称AIFA(あいふぁ)】
ニュースレター担当の長門あいかです。

突然ですが、「想像力ってどういうものですか?」と聞かれたら、*|FNAME|*さんは、なんと答えますか?

目には見えないものを思い浮かべる能力と言われたりもしている「想像力」ですが、
私は「想像力=思いやり」だと考えています。
相手が今どんな状況なのか、どんな気持ちなのか、何を考えているのかを推し量る力ではないのかと思っています。

いつだって私たちは誰かしらと関わり合いながら生活しています。

だからこそ、「想像力」を大切にしたいなあと常日頃から思っています。

◯目次◯
1.ワンワードを授業に取り入れた例(高校英語の場合 長門拓郎)
2.「ちがいはちがい、だからちがい探し」

そこで!ご紹介したいゲームが一つあります!「ワンワード」というインプロのゲームです。このニュースレターをご覧くださっているみなさんの中にはご存知の方も多いのではないでしょうか。
お題に対して数人で短い言葉をつないで、一つの物語を作ったり、一人の人物になっていくというゲームです。

具体的に言うと、
例えば、お題:明日から夏休みの小学生の宣言

A「私は」
B「昨日」
C「宿題を」
D「学校に」
E「忘れたことに」
A「気づかずに」
B「うっかり」


C「花の」
D「水やりを」
E「がんばります!」

というように、続けていくゲームです。

お題の小学生は何年生なのか、男の子なのか女の子なのか、何に対する宣言なのか、何の共有もないままにゲームはスタートします。(ゲームのスタートの設定は様々です。)
一緒にゲームを行うメンバーがどんなストーリーや人物を想像・創造しながら言葉を選んでいるのか、また自分はどんなストーリーや人物を描くのか、自分の順番の前の人の予想外の一言にどう対応していくのかと、想像力をこれでもかというほど働かせながら行うゲームです。

今回は、この「ワンワード」を高校で授業に取り入れている例が届いていますので、ご紹介したいと思います。

紹介してくれるのは、AIFA認定プラクティショナーの長門拓郎(高校の英語の先生で、私の夫。笑)です!

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こんにちは。私は高校で英語の教員をしています。

高校の「英語」は、実は「コミュニケーション英語(現高1からは英語コミュニケーション)」という名称なのです。授業を受ける生徒たちには、英語の運用能力に加えて、コミュニケーションの力も伸ばして欲しいなぁと思いながら日々試行錯誤しています。

 こうした思いもあり、授業開きの日には、「communicationとはなんだろう?」という話をすることが多いです。語源を追ってみると、communicationの「comm」という部分は「共に」(common, communityなどにも使われています。)、「uni」には「一つの」というニュアンスがあるそうです(unique、universeなども同じuniが使われています)。そのことから、生徒たちには「communicationって、ことばの意味から考えると、お互いの考えや想いを『ともに』、『一つに』していく作業なんじゃないか?」と話しています。

 実際にそれを体験してもらうためにいくつかワークを行うのですが、その中の一つがワンワードです。お題となる人の職業と年齢を生徒から出してもらい(例:45歳の花屋さん)、状況を設定し(例:後輩に今までの経験を語りかける、など)、ワンワードで話を繋いでいく、というふうに進めるのですが、同じ高校生でも一人ひとり思い浮かべる人物像は全然違います。

ワークの後の振り返りでは「思っていた展開と全然違った!」という声が多いですが、どの生徒もその違いを楽しんでいるように感じます。それぞれが違う想いや考えを持っているということを受け入れた上で、自分のことを伝えようとする、相手のことを理解しようとするということの楽しさを体感できるワークです。
 
 学校現場で働かれている方は総合や学活などでも使えること間違いなしです!
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「思っていた展開と全然違った!」と楽しそうにしている生徒さんの姿は、本当に素敵ですね!AIFAの講座の中でも「ちがい=ちがい、ちがい≠まちがい」ということがよく言われるのですが、生徒さんたちは、このゲームを通してこういったことも体感できているんだな〜と思いました。


※2021年12月 島根県のイマジンカフェにて。真ん中3人が長門家です。この後、ひかるちゃんの哲学カフェにみんなで遊びに行きました♪


その繋がりで…違いは違いであって、間違いではない。こう言葉にすると当たり前なのですが、みなさんの周りでは本当にそう認識されていますか?

人と違うことをしたり、振る舞いをすると嫌な顔をされたり、おかしな人なんて言われることはありませんか?日本には強い同調圧力が働いている空間が多くありますよね。
(島国日本の狭い世界で平和に生きていかなければならなかった先人たちの生きる知恵なのだと思ったりもしますが…)

しかしながら、小さな子を持つ親としては、子供たちには、ちがいはちがいとして認められ、自分を自由に表現できる世の中で生きていってほしいと願わずにはいられない今日このごろなのでした。


最後に…ちがいはちがいに関する記事をひとつご紹介。(代表 樋栄ひかるのNOTEより)
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ちがいはちがい、だからちがい探し

巷では『まちがいさがし』と言われておりますが、わたしは、あえて『ま』を取ってしまって、みんなで遊んでいます。

右と左、上と下、どんな違いがあるかなー?っと。
ある月のちがい探しで、左右の絵に家族のような絵が描かれているものがあり、右はスカートをはいた短髪のこども。左はその短髪のこどもが短パンをはいていました。

それを「右の絵は男の子がスカートをはいてて変」という発言があったのですが、「うん、髪の毛が短いから男の子にみえるね。でも、男の子か女の子かはここではまだわかんないね。男の子かもしれない。女の子かもしれない。男の子でもスカートはいてもおかしくないねー」っとひろってみました。(全文はこちらから)


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次回の予告

1.AIFAファシリテーター養成サロン6期生の5•6月学びの振り返り
2.☆HOT TOPICS☆「哲学カフェ」
※あくまで予定です。内容は変更になることがございます。

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一般社団法人アプライドインプロ協会 通称AIFA(あいふぁ)
代表 樋榮ひかる
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