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プラハには日本人観光客がどこにもいなかった【2023年5月中欧旅行】

2023年5月、アメリカ人の夫とふたりで中欧を旅行してきました。これを書いている今日現在は、日本へ帰国したばかりです!

【2023年5月中欧旅行・これまでの記事】
中欧を旅先に選んだ理由
生まれてはじめて国際線ビジネスクラスに乗ってみた
長期個人旅行にはBooking.comがめちゃくちゃ使える件
アメリカ人の夫との旅行で困ること
プラハで一番美しい建物でミュシャの世界を満喫
普段着OK!プラハで念願のクラシックコンサートに行ってきた
チェコ・プラハ5日間滞在の宿泊先で一つだけ嫌だったこと
NHKの旅番組で見たプラハ駅のカフェで語学について考えた
プラハでの自炊事情と一番美味しかったチェコワイン


再びカレル橋へ

到着して2日目に朝早く目が覚めすぎて来てしまったカレル橋とプラハ城へ、後日改めて行きました。

太陽を灯りに見立ててみる。
橋から見えた建物の壁画が美しすぎた。

参考:

ちなみに、カレル橋がかかる「モルダウ川」というのはドイツ語の言い方で、チェコ語で正しくは「ヴルタヴァ川」なんだそう。

これがヴルタヴァ川。

カレル橋には、たくさんの聖人の像が立っています。

服のひだまで美しい彫刻の数々。

たくさん像が立っている聖人の一人が、「聖ヤン・ネポムツキ―」。ボヘミアの守護聖人ということで、プラハ各地で頭に5つの星がついたヤンの像を見ることができます。

14世紀に、王妃の告悔を聞く役割だった司祭のヤンは、国王(つまり王妃の夫)から、その告悔の内容を教えるように迫られて拷問され、遺体がカレル橋から川に投げ落とされたときに頭から5つの星が現れたという伝説があるそう。

カレル橋の下に体を横たえた、5つ星が頭上にきらめく聖ヤン・ネポムツキ―

カレル橋のヤンの像を触ると願いが叶うという言い伝えがあるそうで、観光客がたくさん触っていました。私たちは、せっかくの旅行中に異国で流行り病になったら困るので、触ってませんが(笑)

ちなみに、前にも紹介したんですが、上記の伝説はRick Stevesの旅行アプリで聞きました。無料のアプリなのに、実際にオーディオガイドを聞きながら現地で歩けるように設計されてるんです。(・∀・)

私の本館ブログで詳しく紹介しているので、ご興味があればぜひ。↓

ヴルタヴァ川左岸

カレル橋を渡り終えて、川の西岸へ。

カレル橋を渡り終えるとすぐ、こんなかわいい建物が。
看板もかわいい。

ジョン・レノンの壁

このヴルタヴァ川左岸にはジョン・レノンの壁というものがあるそうで、ちらっと見に行きました。

川に飛び込もうとする小人さん。
LENNON WALLと書いてある。

ジョン・レノンは一度もプラハを訪れたことはないそうですが、平和のメッセージがたくさん書かれた壁がありました。

聖ミクラーシュ教会

カレル橋を渡ってすぐの広場には、美しい教会があります。

このレストランの後ろに見えるのが聖ミクラーシュ教会。
見事なバロック装飾。入場料は大人ひとり630円。

この教会なんですけど、日本語のガイドブックやGoogleマップの日本語表記では聖「ミクラーシュ」教会です。

ミクラーシュは聖人の名前ですが、英語では何だと思います?

答えは、Nicholasです!

「ミクラーシュ」と「ニコラス」が同一人物とは・・・MがNに変わってますやん!という。アメリカ人の夫といろいろ行き違いも起こるはずです。(;・∀・)

参考(「カレル」橋が英語では全然違う名前という話):

2階から、より近くで天井画を見ることもできました。

モーツァルトがこの教会のオルガンを演奏したことがあるそうです。

プラハ城

そして、再びきっつい階段を登りきって、プラハ城に来ました!

この階段も、のだめカンタービレで出てきます。

プラハ城は、いわゆる「お城」ではなくて、以下のような建物で成り立っています。

・聖ヴィート大聖堂
・旧王宮
・聖イジー教会
・黄金小路

これらが共通で見られるチケットがあって、大人一人1,600円くらいでした。

聖ヴィート大聖堂。

グループツアーの観光客がたくさんいて、大混雑していました。

この旅行を通じて、チェコ、ハンガリーでたくさんのアジア人団体客を見かけましたが、韓国人と中国人(あるいは台湾人)ばかりで、日本人のツアー客は、なんと一組も見かけませんでした。

個人の日本人旅行客もほんとに少なくて、3〜4組見た程度です。3週間の滞在で。

昨年(2022年)4月にイギリス旅行をした時も、ほとんど日本人旅行客はいなくて、まあそれは仕方ないかと思ったんですが。。。

でもその時には韓国人も中国人もいなかった。ヨーロッパの観光客が主でした。

昨年のイギリス旅行の記録:


別に競争してるわけではありませんが、中国人も韓国人も大量にプラハに押し寄せている一方、日本人は本格的に「海外旅行に出かけよう」という気分の人はまだ少ないのかもしれません。

いたとしても、コロナ明けの最初の海外は、プラハよりメジャーなパリとかローマを選ぶ人が多いのかな?

もっと日本人、勇気を出して海外行こうよー!と、ちょっと寂しく思ったりしました。

日本人、もっと存在感出してこー!
同じゴシック建築のパリのノートルダムに雰囲気が似てる。
バラ窓
礼拝堂
カレル橋から落とされた聖ヤン・ネポムツキーの墓碑

そしてこの聖ヴィート大聖堂は、ステンドグラスが必見です。

ミュシャ(ムハ)作のステンドグラス。色使いが繊細で美しすぎる・・・!

この真ん中の男の子(聖ヴァーツラフ)は、ミュシャの息子がモデルだと言われているそうです。

参考

ミュシャ作のステンドグラス以外も、ほんとに美しいステンドグラスばかりでした。

街を一望できる絶景カフェ

その後、プラハ城のすぐ近くにあるLobkowicz Palace Restaurant & Caféへ。


夫はいつもチェコビール、私はいつもチェコワイン。
ビール600円、ワイン600円。
テラスからはこの景色!

場所がちょっとわかりにくくて穴場?なのか、私たちが行ったときはテラス席も結構空いてました。

風が吹くと寒かったので、5月だけどダウン着ました。夫は安定のTシャツだけど。
グリルサンド1,700円、アップルシュトゥルーデル1,100円、ミネラルウォーター400円。

私はアップルシュトゥルーデルを頼みました。何とほおずきがお皿に乗っていて、驚きました。こっちでもほおずきって食べるんだ。

カフェのテラス席からの眺め。カレル橋も見えました

プラハ城の絶景カフェということで、一般的なカフェと比べたらだいぶお高いと思います。

チェコのチップ事情ですが、だいたい10%くらいが目安だそうです。会計が695チェココルナ(約4,400円)だったので、チップ込みで800コルナ(約5,000円)をカードで払いました。

チップを払う時は、まず持ってこられたレシートにサービス料込みと書いてあるかどうか確認します。「service included」と書いてあったら、チップは基本的に不要です(だいたい英語で書いてある)。

私たちは現金はほとんど持ち歩かず、クレジットカード払いをしていたので、「サービス料は含まない」と書いてあったら、「800コルナ払います」などと、10%程度を上乗せした金額を口頭で伝えていました。すると、こちらの伝えた金額のレシートを機械から出してくれます。

これが正解かはわからないけど、毎回それですんなり行ってたので、多分それで良いんだと思います。

そして、プラハの美しいオレンジ色の屋根を眺めながら、お城の横を通って歩きました。

プラハは、戦争で破壊されなかったので、様々な時代のたくさんの建築物がそのまま残っていて、とても珍しく貴重な街なんだそうです。

もう、この調子でいつまでも書けてしまうし、写真も大量にあるんですが(汗)、今日はこのへんで。

続き↓


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