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アメリカで家族に大笑いされた、恥ずかしい英語の勘違い

もう20年近く前、私が初めてアメリカに行った時のことです。

ある日、夫のマイク(当時はまだ結婚してなかったけど)、マイクのお母さん、マイクの伯母さん、私の4人で車で出かけました。

伯母さんの運転で、お母さんは助手席に、マイクと私は後部座席に座っていました。私は車窓から見えるアメリカの景色を楽しんでいました。初めての英語圏で、何もかもが新鮮。


ふと、ある標識が目に入りました。「何だろう?どういう意味だろう?」その時はよく理解できませんでした。

「あっ!また同じ標識だ!」すると、私は何だか肩のあたりがムズムズしてきて、腕をぐるぐる回してみました。そんな私を不審そうな目で見るマイク。

すると、その同じ標識が、次々と道路に現れるのです。「それにしても、変な標識。日本じゃ、こんな標識、絶対にないわ〜。すごいカルチャーショック」。そう思った私は、思い切って、マイクに言ってみました。

「ねぇねぇ。あの標識って、変だよね。日本では、あんな標識見たことないよ。『居眠り注意』とかはあるけどさ〜」


マイクは、私が何の話をしているのか全く分かっていない様子。

「ちょっと待って。さっきから、たくさん見たの。 
・・・あっ!あれあれ!!!あの標識!!! 

あれって、『肩をやわらかくして運転してね』、 
つまり、リラックスして運転しろってことでしょ? へんなの〜」

その標識に書いてあった英語とは・・・


"SOFT SHOULDER"



意味:路肩がやわらかいので注意

(つまり、「肩をやわらかくして運転しろ」とか、「リラックスしろ」とかでは、全然ない。)


え????(;・∀・)

ママと伯母さんたちは、「That's sooooooo cuuuute!!!。゚( ゚^∀^゚)゚。」(なんてかわいい勘違いなの〜!!)と、車の中に響き渡る声で大笑い。

マイクが、正しい意味を教えてくれました。は、はずかしすぎる・・・

後でマイクのおばあちゃんの家に遊びに行った時、大勢の親戚の前でこの勘違いが披露されました。また、みんな大笑い。


だって、だって、soft shoulderなんて言葉、普通日本にいたら知らないもん!

・・・と思った若かりし日のことを、イギリスで「No hard shoulders for 270 yards」という標識を見ながら思い出しました。

※「この先270ヤードは路肩がありません」(=停車するスペースはありません)って意味だと思います。多分。


道路で突然「shoulder」なんて出てきたらびっくりしますよね〜。ていうか、完全に勘違いしました。

でも、「路肩」と「肩」って全然違うものを表してるようで、どっちも同じ「肩(shoulder)」なんですね。

「路肩」は、英語から来た日本語なのだと思いますが(多分、"road shoulder"をそのまま漢字にした)、カタカナで取り入れず、日本語にした外来語ってそこまで多くないと思うので、面白いですね!


英語は、インパクトのあるストーリーで覚えるのが有効です。きっと、あなたも私の恥ずかしい体験を聞いて、「shoulderは路肩」とちゃんと記憶に刻まれたと思います! (・∀・)


上記の標識のイギリス旅行は、以下の記事から連載で書いてます。ご興味があったらぜひどうぞ。

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