ツンデレ童話（14）：ツンデレ妖精と氷の魔術師（BL版）

この物語の誕生秘話

　ツンデレの宝物の大切な『デレ』をどこかに無くして『サドデレ』になってしまった元癒し系ツンデレ妖精の嬬璃亜からの挑戦的な一言。『そんなにわたしのことが好きなら、与兵衛隊長とのBLを試してみる？　でも、マゾデレの倫太郎クンにそんな冒険ができるかしら？』そんな挑発に、倫太郎は心の中で『もっと虐めて♡』と思いながら、与兵衛隊長とのBLの世界を探求するために『 #頑張る隊 』に入隊することに憧れていた。これが博多弁なら『頑張る隊に入隊するために頑張るったい』やけんね。

第一章：氷の魔法と温もりの言葉

　倫太郎は、いつも #癒し系ツンデレ 妖精の嬬璃亜に心を惹かれていた。嬬璃亜の放つ言葉の一つ一つが、彼の心を癒やし、時には突き刺すように魅せられていた。

　そんなある日、倫太郎は与兵衛隊長と不思議な出会いを経験した。与兵衛隊長は、人の心を温める魔法の氷を作ることができる氷の魔術師だった。彼の作る氷は見た目にも美しく、その冷たさとは裏腹に人の心を温かくする…。そう、例えるなら、まるで1975年に日本レコード史上初のLP販売100万枚突破した #井上陽水 の♬ #氷の世界 のような不思議な魅力を持っていたのだ。

『倫太郎くん、これを受け取ってくれないか？　氷だから冷たそうに見えるけど、 #地球温暖化 の影響で、この氷は暖かいんだよ♡』と与兵衛隊長は、美しい氷の彫刻を差し出した。それは繊細で、どこか温かみを感じさせる作品だった。

　倫太郎は戸惑いながらも、氷の彫刻を抱きしめた瞬間、彼の心は不思議な感覚に包まれた。温かさと冷たさが同時に心を満たすような不思議な氷の彫刻だったので、『地球温暖化って意外と素敵かも…？♡』と思ってしまった。

第二章：心の迷いと告白

　癒し系ツンデレ妖精の嬬璃亜は、ダンデレの与兵衛隊長のことを密かに想っていた。しかし、嬬璃亜の心は複雑で、『与兵衛隊長の心を温める魔法の氷に、わたしは何時も癒されているのよ。この癒しの魔法をSNSで拡散できると素敵だわ♡』と、癒しの言葉を掛けてから『だ、だからって、か、勘違いしないでね！　あなたの癒し系の氷が好きだからって、あなたのことが好きってことじゃないんだから！　でも、本当は氷よりもあなたの方が好きかも♡』と無くしていた『デレ』を取り戻し、『わたしはあなたじゃなくて、あなたが作った魔法の氷に心を溶かされてるのよ。でも、わたしがあなたに興味を持っていると勘違いするなんて、お仕置きが必要みたいね！　わたしのことが好きなら、ナオたんみたいに、【なんてね🌹】って、🌹でわたしを夢中にさせることができるのかしら？』とサドデレで挑発した。

　嬬璃亜のサドデレに心が折れそうになった与兵衛隊長は、『このまま嬬璃亜を好きになっちゃったら、ボクの倫太郎は…』と心が揺れだした。彼は動揺を隠すために、突然、倫太郎にむかって #壁ドン をして『倫太郎クン、ボクと一緒にいてくれないか？』と告白し、倫太郎の心を氷の魔法で見透かして、彼が好きな井上陽水の♬ #夢の中 へを歌いだした。

　井上陽水のダブルパンチを食らった倫太郎は、与兵衛隊長のカバー曲も好きになってしまい、自分の心が何を望んでいるのか、わからなくなってしまった。

『も、もしかしたら、ボクは嬬璃亜よりも与兵衛隊長の方が好きなのかも…。でも、ボクも与兵衛隊長も男だから、これって、もしかして、 #BL展開 ♡』とドキドキしながら、自分のマゾデレな気持ちに戸惑いを感じはじめていた。

第三章：氷の魔法と恋の行方

　嬬璃亜は与兵衛隊長と自分の感情を確かめようと決心して、『与兵衛隊長、あなたの♬氷の世界にはいつも癒されるわ。でも、それだけよ！　それに、わたしの心はまだ迷っているって、気が付かないの？　別にあなたのこと嫌いじゃないのよ。あなたと一緒にいたいけれど、倫太郎のことも大好きってほどじゃないけど、少しだけ好きかも♡』と、自分の複雑な気持ちを伝えた。

　与兵衛隊長は優しく嬬璃亜の手を取って、『嬬璃亜の幸せがボクの幸せだから、ボクはキミの心が決まるまで待つよ。だけどボクは倫太郎クンに夢中なんだ♡』と、嬬璃亜に本心を告げた。

　倫太郎もまた、自分の心と向き合っていた。嬬璃亜への想い、与兵衛隊長の♬氷の世界への新たな感情。倫太郎は自分の心の声に耳を傾けて、『嬬璃亜は妖精だから、男だか女だか分からないよね。与兵衛隊長は男っぽいけど魔術師だから、本当は魔女なのに男に化けているかも知れない。それに、ボクも #性の多様性 の観点からは、別に男でも女でも、中性でも、答えたくないでも、何でも構わないんだよね…』と想い悩んでいた。

最終章：氷解の告白

『嬬璃亜、与兵衛隊長。ボクはずっと心の中で迷っていたんだ。でも、今ははっきりと言えるよ。ボクの心は...。 #LGBTQ だと『Q』って感じかな？ 『Q』はクエスチョニングの略だから、ボクにはわかんないよ…。分からないってことが分かったんだからこれは、無知倫理学的には画期的な無知の発見だよ！』と興奮気味に話した。

　倫太郎の興奮した言葉は、静かな公園に響き渡った。彼の選択が、三人の運命を大きく変えることになるかも知れない。氷が溶けるように、心の迷いも溶けていくかも知れないし、氷河期になって何千年も解けないかも知れない…。彼の告白は、新たな地球温暖化問題に対する疑問を投げかけていた。

つづく…