小学生でもわかるGX入門(グリーン・トランスフォーメーション)
やぁ、みんな! ボクのnoteの読者は小学生が多いから『小学生でもわかる~入門』シリーズは大人気だね! そこで今回は『 #GX入門 』について説明してみるね。
『 #DX入門 』でも説明したけど、日本の官僚や政治家は、『国民はバカだから、とりあえずXって書いとけばいいんじゃない?』って感じで、日本にしか存在していない何とかXがたくさんあるんだよ。
今回のテーマの #GX は #グリーン・トランスフォーメーション の頭文字だから、本当はGTのはずなのに、みんなから『なにを #トランスフォーメーション するの?』って聞かれたら、答えられないから『Xだからわかるわけないだろう!ヽ(*`Д´)ノゴルァ!』って、官僚も政治家も開き直っているんだね。
日本政府は、2050年までに #カーボンニュートラル を達成するために、GXに官民協力で150兆円規模の投資を行う予定なんだよ。この投資には、 #再生可能エネルギー の導入、 #脱炭素技術 の開発、 #エネルギー自給率 の向上などが含まれているよ。今後10年間の政府支援額が約20兆円規模で、今後10年間の官民投資額全体で150兆円超なので、単純計算で150兆+20兆の170兆円を10年間で割ると、年間たったの17兆円だね。
具体的な資金調達方法としては、2023年に成立した『脱炭素成長型経済構造移行推進法( #GX推進法 )』に基づいて、20兆円規模の『 #GX経済移行債 』を発行しちゃおうってこと。この債券は #気候変動 対策や産業競争力強化に向けた事業に充当するってことになってるんだよ。
これらの取り組みは、2050年までに二酸化炭素の排出量を実質ゼロにするという国際公約に基づいて進められてて、日本の経済成長と持続可能な社会の実現を目指しているんだけど、これじゃ何のことか分からないので、もう少し詳しく説明するね。
さっきの年間たったの17兆円がどれくらいのお金かと言うと、日本は毎年10~20兆円くらいの貿易黒字を出しているって話は覚えてるかな? 毎年17兆円は経産省が『日本はDXがダメだから2025年から毎年12兆円損します』って宣言している、12兆円よりも更に5兆円も多いんだよ。
ところで、みんなは元東京都知事の #石原慎太郎 って知っているかな? #大前研一 に唆されて、通称、 #石原銀行 っていわれていた株式会社 #新銀行東京 を東京都が1000億円を出資して銀行を作ったら、設立後たったの三年間で1000億円近い累積赤字を抱えた後に400億円の公的資金注入を注入して無理矢理黒字にしちゃった銀行をつくった #都知事 だよ。だから、日本政府がGXで何十兆円損しても、石原銀行方式で損しなかったことにできるから安心だね。この損金は国の借金か、増税で穴埋めするんだけど、財務省はなぜか、国の借金のことを、国民一人当たりの借金1000万円とかって言い換えてしまうんだよ。
日銀は幾らでもお金が印刷できるので官僚と政治家は、ジンバブエの真似をして100兆円札を100億枚とか印刷すればいいから、日本政府は幾らお金を使っても大丈夫だと思っているんだろうね。
重点分野が決まったことで、政治献金と企業の組織票が欲しい政治家と、美味しい天下り先が欲しい官僚たちは、ボクたちから巻き上げた税金を使って、既にGX資金を以下のような成立することが不可能なことが分かりきっているプロジェクトにお金をばらまいちゃったんだよ。それぞれの事業が成り立たない理由については、『 #小学生でもわかる ~入門』とは別シリーズの『 #御用学者列伝 』で、詳しく説明するから楽しみにしていてね。
製鉄プロセスの水素活用:石炭を使用する従来の製鉄方法に代わる二酸化炭素排出量を削減する技術開発だよ。金属の鉄は酸化鉄の鉄鉱石を石炭コークスという炭素で還元すると、酸化鉄の酸素と石炭の炭素が結合して、鉄と二酸化炭素になるんだ。それで石炭コークスの炭素の代わりに、鉄鉱石を水素で還元したら、鉄と水になっちゃう。だから、水素の方が環境に良いとか言ってるけど、そもそも水素がないので、こんな技術を作っても無駄なんだよ。それから、石炭は炭化水素なので、石炭から水素を作ることもできるけど、水素と一緒に二酸化炭素ができてしまうので、最終的には #CCS で #二酸化炭素 を捕まえて地下に埋めてしまおうという話なんだ。この方式は排気ガスのCO2濃度が一般大気よりも濃いので、 #DAC よりは若干効率が良い程度かな…。DACは #CO2 捕集までしかしないので、その後に地下に埋設したり、モニタリングに必要なエネルギーや経費が、DAC以上に必要になるんだよ。
蓄電池開発:エネルギー効率を高め、再生可能エネルギーの安定供給を実現するための蓄電池技術の研究開発。
次世代再生可能エネルギー:ペロブスカイト太陽電池や浮体式洋上風力発電の導入。
持続可能な航空燃料(SAF):航空業界における二酸化炭素排出を削減するための持続可能な燃料の開発。
二酸化炭素回収・貯留(CCS):二酸化炭素の排出を抑えるための炭素捕獲・貯留技術の研究開発。
武智倫太郎
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