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最高裁判所判事の印象に残った本

これまでのあらすじ

 読者様からいただいた茂木健一郎の記事で、三浦瑠麗というアカデミアの存在を発見しました。そこでnoteで三浦瑠麗について調べている最中に、飯山陽先生のnote記事を発見し、転生したら飯山陽のファンになってしまいました。それで、LGBT問題とは最後に、QやQ+を付ける問題だと勘違いしてしまい、以下のような無責任なブログを書いてしまいました。

 文章を公表する行為に対しては、Twitterであれブログであれ『文責』が伴うため、以下のような対応を行う必要があります。

情報の確認:飯山陽のいかりちゃんねるの【自認だけで女性トイレ使用OK?!】経産省トランスジェンダーがトイレ訴訟で勝利@最高裁を適当に聞き流しただけで、当該裁判について論じるべきではありませんでした。マスメディアもアカデミアも信用できないので、当該裁判を論説するのであれば、少なくとも以下の最高裁の判決文を熟読してから、語るべきでした。

令和3年(行ヒ)第285号 行政措置要求判定取消、国家賠償請求事件
令和5年7月11日 第三小法廷判決
(中略)
 こうした種々の課題について、よるべき指針や基準といったものが求められることになるが、職場の組織、規模、施設の構造その他職場を取りまく環境、職種、関係する職員の人数や人間関係、当該トランスジェンダーの職場での執務状況など事情は様々であり、一律の解決策になじむものではないであろう。現時点では、トランスジェンダー本人の要望・意向と他の職員の意見・反応の双方をよく聴取した上で、職場の環境維持、安全管理の観点等から最適な解決策を探っていくという以外にない。
(中略)
 なお、本判決は、トイレを含め、不特定又は多数の人々の使用が想定されている公共施設の使用の在り方について触れるものではない。この問題は、機会を改めて議論されるべきである。
(裁判長 裁判官 今崎幸彦 裁判官 宇賀克也 裁判官 林 道晴 裁判官 長嶺安政 裁判官 渡 惠理子)

令和3年(行ヒ)第285号 行政措置要求判定取消、国家賠償請求事件

 この判決文からKyoさんの以下の解説の方が正しいことが検証できます。

(1) 最高裁が認めたといっても、「経産省のトイレの話であり、かつ、この人は真正トランスジェンダー女性 という判断で、特別」ってこと。
(2) 別に、そこいらの公園や駅のトイレに、変態女装男性が女性トイレにはいっていいよなんて、言ってないぞ。拡大解釈するなよ!! ってこと。。

トランスジェンダー女性のトイレ使用の最高裁判決について、誤解している人が多いかもしれない。

 日本は英米のような『判例法主義』ではなく、ドイツと同じ『制定法主義』ですが、日本の法制度でも『判例』は重要な役割を果たしています。つまり裁判所の過去の判決は、同じような事案が再度裁判所に持ち込まれたときの参考となります。特に最高裁判所の判例は、法の解釈や適用に大きな影響を与えることがあります。これは、法律の条文だけでは十分に解釈や適用が難しい場合や、新たな事案に適用するための指針となるためです。

 したがって、日本の法制度は基本的に『制定法主義』に基づいているものの、判例も非常に重要な役割を果たしていると言えるため、今回の最高裁判決は、今後の同様の裁判に多大な影響を与える可能性が極めて高いです。

 然し、筆者は日本の最高裁判決が全て正しいとは思っていません。昭和22年(れ)第119号(尊属殺、殺人、死体遺棄被告事件)の最高裁判所大法廷判決の主文には、『生命は尊貴である。一人の生命は、全地球よりも重い』とポエムのようなことが書いてあります。

 ド文系がやってしまいがちな科学を無視した判決ですが、これならガリレオ・ガリレイが、異端審問(宗教裁判)で『それでも地球は動く』地動説をTweetしたという伝説も納得できます。

 空想科学的観点からは、一人の生命が全地球よりも重いのであれば、新型コロナで一気に100万人死亡したり、人口増加で地球の総人口が1億人も増えたら、地軸がズレたり、地球が宇宙空間を漂流したりと、大変なことになってしまいます。 

 このような科学を軽視している裁判所が、科学捜査研究所(科捜研)の科学的証拠や、御用学者の捏造する科学的証拠を重視して判決を下しているので、日本の裁判は魔女裁判との違いを明確に定義することができません。

『飯山陽(いいやま・あかり)非公認ファンクラブ』解散について
 
 このように飯山陽先生のみを情報源にしてしまうと、飯山陽バイアス問題が発生することが確認できたので、本日を以て『飯山陽(いいやま・あかり)非公認ファンクラブ』を解散することにしました。

 そもそも『非公認ファンクラブ』なので、あってもなくても関係ありません。飯山陽先生の意見のみに同調していたのでは、エコーチェンバー現象が生じてしまうので、飯山陽先生のお話は、0.01%未満の情報源に比率を落とす必要があります。この数字に根拠はありませんが、毎日、100人以上のnote、漫画、多量のメール、SNSメッセージなどを読んでいるので、情報量からすると、もう一桁下でも良いかもしれません。

今後のパロディー作品の執筆予定について

 以下の二作品を本日中にパロディー・ブログ化する予定でしたが、LGBTQ+問題は、深刻な社会問題のようなので、検討を加速し、緊張感を持ってのんびりと創作する所存です。

『The Six Million Dollar Man』⇒『The Six Million Dollar Transgender』
『The Bionic Woman』⇒『The Bionic Questioning』
 
ここからが『最高裁判所判事の印象に残った本』の紹介です。
 
今崎幸彦裁判官
 決して読書家ではないのですが、この1年ほどの間で印象に残った本をいくつか。年のせいか、読んだ端から内容を忘れてしまうのが悲しいですが。
「独ソ戦 絶滅戦争の惨禍」(大木毅)
「正義の行方」(プリート・バララ)
「津波の霊たち 3・11 死と生の物語」(リチャード・ロイド・パリー)
「中国化する日本」(與那覇潤)
「ロビー・ロバートソン自伝 ザ・バンドの青春」

宇賀克也裁判官
 歴史が好きで,司馬遼太郎さんのファンですが,特に「竜馬がゆく」,「坂の上の雲」が印象に残っております。

林 道晴裁判官
 静岡地裁所長時代に,今川義元の戦国法に興味を持ったことがきっかけとなり,法や裁判を中心とする中世史にはまり,機会をとらえて関連する図書を購入し愛読しています。たとえば,清水克行「喧嘩両成敗の誕生」,笠松宏至「中世人との対話」,桜井英治「室町人の精神」などは,興味深く刺激的な内容でした。

長嶺安政裁判官
 最近まで英国で勤務した折に,英国の現代作家の本も読みましたが,印象に残ったものとしては,ジョン・ルカレやイアン・マキューアンの小説などを挙げることができます。

渡邉惠理子裁判官
 塩野七生「ローマ人の物語」,「コンスタンティノープルの陥落」及び「海の都の物語 ヴェネツィア共和国の一千年」など
ピーター・トレメイン「修道女フィデルマシリーズ」(7世紀頃のアイルランドの法制度を背景とする推理小説)

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